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2021サポーターソリューション

株式会社クニエ(NTTデータグループ)

ロジスティクスを柔軟かつ高度なシステムへ変革
クニエの豊富な実績とノウハウで
SAP Extended Warehouse Managementを使いこなす

お客様の「変革のパートナー」として、先進的で高品質なコンサルティングで、経営変革への想いと熱意に応え、解決へとリードする。クニエは倉庫業務を柔軟かつ高度なシステムにするため「SAP Extended Warehouse Management」の導入を、豊富な経験とノウハウを活かしサポートします。



3つのPoints

SAP EWMで各拠点の倉庫業務全体を標準化

7年間のナレッジが最適なシステムの導入へと導く

規模や機能に合わせたジャンプスタートが可能



🔸倉庫業界への要求には高度なシステム化が必須

倉庫業界において、以前から変わらない要求があります。それは「できる限り早い出荷」というものです。加えて、市場の変化は激しく、倉庫に対する要求はますます高度化し、かつ新型コロナウイルス感染症拡大により、コスト削減についても、これまで以上に重要となっています。

これらサプライチェーンの要求を充足するためには、まず、それを支えるシステムなしにはありえません。そしてそのシステムは、柔軟かつ高度なシステムでなければ成り立たないのです。

そこで私たちクニエは、SAP Extended Warehouse Management(以下SAP EWM)を用いた、ロジスティクスの高度なシステム化を提案します。



🔸豊富な機能をもつSAP Extended Warehouse Management

倉庫業務のサイクルは、入庫から内部移動、パッキングから出庫といったものです。いつ、どこに、なにを動かすか。これを従来は、人の経験という限られたノウハウ=データで行ってきました。

しかしSAP EWMを導入することで、これらをルール化して最適化が行えます。また、S/4HANAとデータが統合されるため、緊密な連携が可能です。このためバッチ処理などを必要とせず、リアルタイムでデータを集約、そして共有という高度化を実現します。これはすでにS/4HANAを導入されているお客様にとっても、S/4HANAへの移行を検討しているお客様にとっても、大きなメリットといえます。


このSAP EWMのもっとも大きなメリットであり、最大の特徴ともいえるのは、豊富な機能と導入オプションです。

たとえば自動倉庫との直接接続です。従来、自動倉庫との連携に、さまざまなシステムが使われることで、拠点が複数ある場合にプロセスがバラバラになるといった弊害もありました。一方SAP EWMであれば、自動倉庫との直接接続や、各拠点との連動も可能。すべての拠点をSAP EWM化すれば、倉庫全体の標準化も実現できるのです。




🔸豊富な知見とノウハウもつクニエのコンサルティングで、SAP EWMの真価を発揮

先に説明したように、SAP EWMには数多くの高度な機能が搭載されています。このため、一言で「導入」といっても、倉庫に合わせた適切なチューニングを行わなければその真価を発揮できません。それには、倉庫業務とSAP EWMを知りつくしたコンサルタントがサポートしなければ難しいといえます。


私たちクニエは、SAP EWMの国内事例の少なかった2014年より、導入をサポートしてきました。いわばこの分野でのパイオニアというわけです。これまでの7年間に積み上げたプロジェクトのノウハウやナレッジがあり、これに基づいた機能の提案や取捨選択、そして弊社環境での機能デモや、お客様の環境を使用してのCRP実施なども可能です。また、パッケージ化されたQA表などもあるため、ナレッジをアウトプットし、要件定義も素早いジャンプスタートが可能なのです。


SAP EWMの導入プロセスも、これまでの経験をフルに活かして取り組んでいます。まず実際の倉庫に伺いどのような業務をどのように行っているかを把握します。もし倉庫を新設する場合などで、まだ倉庫が準備されていない場合であっても、他の倉庫に必ず訪問します。これはマテリアルフローと呼ばれる、条件や商品の流れのフローを作成するためです。マテリアルフローさえできれば、要件定義が完成するのです。


ではなぜ、実際に現地を見る必要があるのでしょうか。それはSAP EWMが倉庫業務そのものと深い関係があり、S/4HANAのモジュールのように、限られた方々へのヒアリングだけでは情報が不足してしまうからです。倉庫業務を机上の理論だけに頼って考えてしまうと矛盾が起こります。

たとえば倉庫では、フォークリフトでパレットを移動させます。それをコンベアに載せるとSAP EWMが自動認識し、どこに運ぶものかを判断します。しかしパレットの大きさやコンベアのサイズ、空間の広さ、そして扱うものの材質や重量はまちまちです。そのため、理論だけでは結果的に、動かせない・商品が潰れた・倒れたといったトラブルが発生する可能性が大きいのです。このため実際の業務に即したSAP EWMの構築のためには、現地でのヒアリングが不可欠と考えています。


また、導入後も、テストやトレーニングに多くの時間を割いています。倉庫システムであるSAP EWMの活用の現場においては、正社員の方が一つひとつスキャンするといった作業は行っていないことがほとんどです。このため、実際に作業を行う派遣された方々にトレーニングが行き届くよう、丁寧なレクチャーが必要です。またハンディなどの装置も使うため、導入後の倉庫に伺って、動かしてみながらの微調整も行います。


これらはすべて、これまでの多くの経験で培ったからこそわかる、かならず実施しなければならない大切な作業なのです。



🔸クニエによるSAP EWMの導入事例

SAP EWMを導入することで、実際にどのようなことが実現できるのかイメージしたいただくために、ここでは多くの導入事例から2つを紹介いたします。


・大手食品製造販売会社への導入事例

課題は2つありました。1つ目は自動倉庫の大型化が必要となり、増築したものの、複数の自動倉庫を管理できる倉庫管理システムが必要でした。2つ目は、既存の自動倉庫システムが、導入後20年以上経過していたため、メンテナンスコストも高く、複雑化するビジネス要件に対応するための機能が足りないことです。


これらを解決するため、自動倉庫そのものの入れ替えと、SAP EWMを導入することで複数の自動倉庫を統合しました。顧客要件に応じた荷姿変更や、品目要件によって在庫配置計算、ピッキングロジックと倉庫内ルートの最適化にも対応。

結果的に自動ピッキングでのサービス時間の大幅削減や、複雑なマニュアルでのハンドリングを削減。さらに品目要件によって倉庫内在庫の配置を適正化し、ピッキングロジックに反映することで、倉庫内作業の大幅な自動化をも実現しました。また、細分化されたさまざまなタスクの実行時間を記録できるようになり、業務の定量的な分析も可能となりました。


 

・高級輸入商社への導入事例

課題は2つありました。1つ目は倉庫管理システムが未導入だったため、出荷情報をもとに紙ベースで倉庫運営をしていたこと。結果手戻りや誤出荷が多く発生し、再発生を防ぐための約束事が増えたことによる、労働時間の増加という悪循環に陥っていました。2つ目は、高額かつ小さいという商品の特性上、シリアル単位でのトレーサビリティが必須でしたが、システムで実現できていなかったことです。


SAP EWMを導入したことで、ERPシステムからラッピングやギフトカードの挿入といった顧客要件を、SAP EWMに連携、必要業務を可視化。これにより倉庫作業計画が行えるようになりました。また、すべての商品に統一された商品・シリアルのバーコードを貼り、これを読み取ることでハンディ入力を簡略化。もちろんシリアルレベルでのトレーサビリティも実現しました。



これら2つの事例は製品倉庫に対するプロジェクトですが、SAP EWMは部品倉庫や材料倉庫などにも適しているため、生産管理(PP)の場面でも活用できます。



🔸倉庫業務の高度なシステム化は信頼と実績のあるクニエにお任せください

2021年3月、SAPジャパンが主催する「SAP Japan Partner Summit 2021」で発表された「SAP AWARD OF EXCELLENCE 2021」にて、弊社でSAP EWMを担当するエンタープライズソリューション担当シニアマネージャー黒田麻子が「SAPマイスターIQ認定」を受賞いたしました。これはSAPからも、弊社の技術力やコンサルティング能力などをご評価いただいた結果だと考えています。


S/4HANAに乗り換えるタイミングでSAP EWMを導入する場合や、導入済みのS/4HANAに含まれるSAP EWMを活用したい、また倉庫改革までは必要ないもののSAP EWMを利用したいというお客様にも、ベストな提案を行います。


私たちはお客様の倉庫業務を、より柔軟かつ高度なシステムにすることをお約束します。まずはぜひクニエにご相談ください。



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