2021年導入事例

株式会社セゾン情報システムズ(導入:ブラックライン株式会社)

BlackLineで
財務経理部門のパラダイムシフトと
モダンファイナンスを実現

セゾン情報システムズは、BlackLine の導入によって、財務経理部門のモダンファイナンスを構築できた。導入開始から3ヶ月という短期間で、完全リモートワークでの決算を実現し、さらに財務経理部門は大きな生産性向上を達成したのだ。



導入前の課題

・財務経理部門のDX が進まず、経営のための分析業務に時間がさけない 

・とくに決算時期の作業工数は大きく、働き方改革も実現できない


導入後のメリット

・財務経理部門の作業が大きく効率化

・決算業務では25%の工数削減を実現

・完全リモートワークでの決算を実現

・他モジュールでさらなる効率化を望める


 

🔶モダンファイナンスへの改革のためBlackLine 導入


「モダンファイナンスへの改革」と題し、「攻めの経理財務部門」と「働き方改革」を目指していたセゾン情報システムズ。当時抱えていた課題は次のようなものだ。


まず紙での運用の多さや決算業務の属人化に課題を抱えていた。そして決算時期に業務負荷が高まり、経営に重要なデータ提供や分析業務が行えなかったことなどだ。さらに社内改革としてフリーアドレスやテレワークが導入されているが、財務会計は10 年以上その働き方が変わっていなかったという。


これでは前述した目標の実現はおろか、同社社長の目指す「経理部門が会社の主治医になってほしい」という思いも実現できないのである。

同社はこの課題を解決するために、新たな財務会計業務の基盤構築を目指していたという。しかしSAP ERP には、財務会計や管理会計のソリューションは多いものの、決算に特化したソリューションはなかなか存在しない。そこで着目したのがBlackLine だ。


工藤氏は「このソリューションを導入すれば、決算業務をクラウド上で一元管理できると考えました。そして財務経理業務のDX を推進できるのではないかという期待です」と語る。このような背景から、BlackLine の導入は決まった。



セゾン情報システムズ

財務経理室長

工藤 祐樹氏


 

🔶3つのモジュールを短期間で導入。その秘密は「DCAP」での導入にあり


導入したソリューションは、“タスク管理モジュール” と“ 勘定照合モジュール”、“ マッチングモジュール” の3つだ。そして導入期間は3 ヶ月という短期間で実現している。


短期間で導入できたのは、業務設計からガチガチに固めずに行った結果だという。最初から設計を固めずに、Excelで行っているような作業を、一つずつAs-Is でBlackLineに変更していったのだ。これには紙の書類が日に日になくなっていくとこを、財務経理のメンバーに実感してもらうことも目的であったという。


これについて工藤氏が「導入効果を実感してもらうには目の前で見て、体験することが大切です。運用見直しの定例会を行って見直しをし、各モジュールの活用をブラッシュアップしていったのです」と語るように、メンバーのDX に対するモチベーション向上を狙っていたのである。結果的にこのようなPDCAではない、「DCAP」で進めたことが、短期間で導入できたポイントとなった。





 

🔶BlackLine だから達成できた完全リモートワークでの決算業務


BlackLine の導入後も、驚くべきスピード感で実務が進んだ。導入直後、最初の決算を完全リモートワークで成功させたのである。

リモートによる決算業務において、壁となるのは紙の書類だ。しかし“勘定照合”によって、この障壁はなくなったという。決算のペーパーレス化が実現できたからだ。


一方、リモートワークでは進捗管理も大切となる。複数のメンバーが多くの作業を、短期間でこなさなければならない決算業務ではとくに大切だ。この問題も“タスク管理”で解決できたという。リモート作業では直接進捗を見ることはできないが、モジュールによってメンバーの作業の進捗が可視化出来たのだ。結果、リモートワークでも効率よく決算業務を進められたのである。


また、監査対応もリモートで行う必要があったというが、これも完全クラウドであるBlackLineですべて対応できた。なお2021年3月には、2回目となる完全リモートワークでの本決算が完了したという。


 

🔶財務経理部門は大きく生産性が向上。目指すは「会社の主治医」の実現


今回導入した3つのモジュールによって、決算業務は導入前後で25%の工数を削減できているという。削減目標は30%であったというが、大きな工数削減を実現した。


次にモジュールごとに見てみよう。まずは“ タスク管理” だ。従来はExcel を使い手作業で行ってきた。しかし導入により、タスクの進捗管理をダッシュボードでリアルタイムに可視化、大きな生産性向上につながったという。


“勘定照合”も活躍している。これまで紙ベースで、承認印を伴う承認フローがすべて電子化された。約400 件にも及ぶ決算時のチェックリストも、すべてが電子化でき、ペーパーレス化を実現。もちろん承認印もゼロとなった。さらに勘定照合は作業のログが残ることも、統制強化に役立っているという。


最後に“マッチング”だ。セゾン情報システムズでは、経費精算にConcurを利用している。導入前は、ここからデータを出力してExcel で照合していたという。導入後は、セゾン情報システムズのデータ連携基盤ソリューションであるDataSpider で自動取り込みを行い、“ マッチング” で自動照合できるようになったのだ。照合作業はこれまで半日/月ほどかかっていたというが、導入後には30 分で終わるようになったというから驚きだ。


「導入により、財務経理の作業時間は大きく削減できました。これによって、これまで出来ていなかった、本来行うべき未来志向の業務ができるようになったのです。今後は“ 会社の主治医” という役割の実現を目指していきます」と工藤氏は導入効果を振り返ってくれた。


 

🔶BlackLine が起こした財務経理のパラダイムシフトと未来


「決算業務ではほぼ紙がなくなりました。BlackLine は財務経理部門にパラダイムシフトを起こしたのです」と工藤氏が語るように、BlackLine の導入で、モダンファイナンスを実現できたのだ。しかし、現状に満足し変革が終わることはないという。


なぜなら当初の目標である決算業務の30% 削減は実現できていないこと、そしてBlackLine の他のモジュール導入による、さらなる業務効率化を目指しているからだ。すでにコーポレートカードの請求情報に、BlackLine の〝マッチングモジュール〟を導入して効率化を図る計画や、第2フェーズとして〝差異分析モジュール〟や〝仕訳入力モジュール〟の導入などを検討しているという。


既存のモジュールに対する期待も大きいが、さらに変革が起こせるようなソリューションをもBlackLine に期待しているという、セゾン情報システムズ。近い未来「主治医」が活躍する、モダンファイナンスの更に上をいく、革新的な財務経理部門となっていることは確実といえるだろう。




<< 会社概要 >>

セゾン情報システムズ

設立:1970年9月1日

資本金:13億6,768万7,500円

事業内容:HULFTビジネス、リンケージビジネス、流通ITサービスビジネス、フィナンシャルITサービスビジネス



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