SAP ジャパンサポートニュース(2025年8月)
- Japan SAP Users’ Group
- 8月22日
- 読了時間: 12分

本サポートニュースは、お客様の運用や導入計画に役立つ情報を発信しています。
サポートポータルやヘルプポータルと合わせて、情報取得のツールとしてご活用ください。
よろしければ、ご覧いただけていない方々へ本ページをご紹介いただければ幸甚に存じます。
今号のラインナップです。
2025年9月開催ウェブキャスト
SAP ジャパン株式会社
SAP サポートニュースレター(日本)事務局

▶▶ [9/10 (水) オンライン開催] SAP for Me を使いこなす:AI 検索とライセンス消費の可視化・管理法
SAP for Me 活用術:AI 検索とライセンス管理の最適化
SAP for Me は、ユーザが必要な情報を迅速に検索し、効率的に課題を解決できるよう支援する、パーソナライズされたポータルです。セルフサービス機能を通じて、ユーザ自身がサポートを受けるためのツールやリソースを活用することが可能です。
本ウェブキャストでは、SAP for Me に搭載された検索機能を詳しくご紹介し、最新の AI 技術を活用した効率的な検索方法について解説いたします。特に実務で役立つ検索のコツについてもご案内いたします。
さらに、SAP ユーザ向けに設計されたライセンス消費量の管理機能や、サポートリソースへのアクセス、システム監視などを一元的に行う方法についてもご説明いたします。
この特別セッションにご参加いただき、SAP for Me を最大限に活用することで、ライセンス消費量の確認と管理をよりスマートに行う方法を習得しましょう。
主なトピック
SAP サポートプラットフォームの概要
SAP 検索機能と AI 検索の活用方法
効率的な検索のための実践的なヒント
ヘルプデスクおよび Support Accreditation
SAP Global Measurement Service (GMS) の役割と機能
SAP Private Cloud Metering プロセスの概要
SAP for Me における Private Cloud Consumption の確認方法
システムカテゴリ設定の手順とポイント
優れた SAP サポート体験を手に入れましょう。
ぜひ以下よりご登録ください。
開催日:2025 年 9 月 10 日 (水)
時間:10 : 00 ~ 11 : 00 (日本時間)
言語:日本語
費用:無料
※お申し込みのブラウザは、MS Edge または Google Chromeをご使用ください。
※お申込み完了後、セッションスケジュールが添付ファイルにてご登録のメールアドレスへ送信されます。必ずクリックしてカレンダーへ保存してください。
▶▶ 9 月 11 日 (木) 開催:SAP NOW AI Tour OSAKA
8 月 6 日 (水)、猛暑日の開催となった SAP NOW AI Tour TOKYO & JSUG Conference は、大盛況の中幕を閉じました。その熱が冷めぬまま、次は 9 月 11 日 (木) に大阪でも SAP NOW AI Tour OSAKA を開催いたします。大阪での SAP NOW 開催は、実に 6 年ぶりとなります。
本イベントは SAP Concur Fusion Exchange 2025 Osaka との併催のため、SAP NOW AI Tour OSAKA へのご登録で、どちらのイベントもご参加いただけます。
オープニングのグランドキーノートにはゲストにヤマハ発動機 小野氏をお迎えし、推進中の経営トランスフォーメーション・DX についてご講演いただきます。SAP およびコンカーのブレイクアウトセッションに加え、オープンシアターや展示など、多様な形式で最新情報に触れられる 1 日となります。扶桑薬品工業/Osaka Metro/阪急阪神ホールディングスグループ/ヤンマーホールディングスなど多彩な事例講演をご用意し、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
SAP NOW AI Tour OSAKA のプログラム・お申し込みはこちら
▶▶ 【ウェビナー】 SAP Business AI・SAP BTP・SAP BDC を学ぶ(8/27, 9/4, 9/19, 10/10)
先日実施をしました SAP NOW では、SAP の最新戦略や事例をご紹介させていただきました。
さらに深く理解していただく機会として、4 つのウェビナーを実施します。
これらのウェビナーでは、初心者にもわかりやすく、実務での活用に向けた具体的なステップなどをご紹介します。
SAP NOW にご参加いただいた方はもちろん、参加が叶わなかった方も、SAP の最新技術をより理解するための絶好の機会です。ぜひご参加ください。
ウェビナーご登録者は、イベント実施後に、オンデマンド配信でもご覧いただけます。
◆ 2025/8/27 (水) 10:30 - 12:00
SAP BTP Expert Series : S/4HANA の価値を最大化する SAP BTP 活用術
「ユースケースから考えるハイブリッド開発 」「Joule for developers 」の 2 つのテーマで実施いたします。
申込はこちらから > https://url.sap/bmlrm7
◆ 2025/9/4 (木) 11:00 - 12:00
Hello Joule!ウェビナー~AI でサプライチェーン業務の未来を描く~
本ウェビナーシリーズは、経理・生産・調達・販売・サービス・人事・IT の
各業務領域における最新の AI シナリオを毎月テーマ別にご紹介します。
今回はサプライチェーン業務全体での AI 活用による変革と価値をご紹介します。
申込はこちらから > https://url.sap/r6bdp9
◆ 2025/9/19 (金) 11:00 - 12:00
SAP DX EYE SAP Business Data Cloud 概要(入門編)
データを AI 活用に適した形式で提供するフルマネージド型 SaaS プラットフォームである SAP Business Data Cloud(SAP BDC)の主要機能について、デモを交えて概要レベルでわかりやすく解説します。
申込はこちらから > https://url.sap/yhuylr
◆2025/10/10 (金) 10:00 - 11:30
AI 時代の Enterprise Planning : 企業予算管理 ~ 始める前に知っておくべきこと ~
AI 時代における企業予算管理(=Enterprise Planning)の成功に必要な具体的なステップと実現イメージをご紹介いたします。
申込はこちらから > https://url.sap/iykrph
▶▶ CQC サービスのご紹介:SAP データボリューム管理 (CQC DVM)
CQC Data Volume Management (DVM) サービスは、将来的なデータ増加の抑制や、既存データベースサイズの削減を目的としたリモートサービスです。SAP のエキスパートが、データ回避、データ要約、データ削除、データアーカイブといった観点から、お客様のシステムに最適なデータボリューム管理に関する現状分析と改善の方向性を示すレポートをご提供します。
主な適用シナリオ:
◎ SAP S/4HANA システムで、SAP HANA メモリ使用量が 500 GB を超えている、または 300 GB を超えていて年間成長率が 25% を超えている
◎ Suite on HANA システムで、SAP HANA メモリ使用量が 1 TB を超えている、または 500 GB を超えていて年間成長率が 25% を超えている
◎ 非 HANA データベースシステムで、ディスク使用量が 1 TB を超えている、または 500 GB を超えていて年間成長率が 25% を超えている
◎ 以下のような DVM 関連の EWA アラートが発生している場合:
-「データサイズと成長率に基づき、データボリューム管理に関する問題が予測されます」
-「データボリューム削減の可能性が特定されました」
-「SAP HANA データベース:メモリがほぼ完全に使用されています」
-「SAP HANA データベース:テーブルのメモリ使用量が使用可能メモリを超えています」
-「SAP HANA データベース:Row Store が著しく大きくなっています」
◎ ECC から S/4HANA への移行前(不要なデータを事前に削減することで、ダウンタイムの短縮などの効果が期待できます)
詳細情報:
以下の英語版情報シートをご参照ください:
● ERP on HANA、SAP S/4HANA 向け DVM ポテンシャル評価 CQC for DVM Potential Evaluation
● ERP on HANA、SAP S/4HANA、BW/4HANA 向け DVM エキスパート分析 CQC for DVM Expert Analysis
● その他の DB / SAP ソリューション向け DVM CQC for DVM
依頼方法:
CQC リモートサービスは、SAP for Me の 「サポートを利用する」 アプリケーションから依頼することができます。(SAP KBA 1296527)
依頼は、[製品] 「継続的品質チェックおよび改善サービス」 を選択し、[製品機能] で以下のいずれかを選択します。
クラウドソリューションのサービス依頼
オンプレミスソリューションのサービス依頼
リクエストを送信するためにサポートが必要な場合は、ローカルの SAP ヘルプデスク(CIC)にお問い合わせいただけます。
SAP にてお客様のビジネスニーズに本サービスが適しているかを評価のうえ、ご案内いたします。
※CQC サービスは、SAP Enterprise Support および SAP Enterprise Support, cloud edition 契約に含まれており、追加料金は不要です。
※CQC DVM サービスは、日本語でご提供可能です。(BW/4HANA は英語のみ)
▶▶ [ライブセッション]カスタムコード (アドオン) 影響度分析ツールの決定版・ATC (ABAP Test Cockpit)を使いこなしましょう!
SAP S/4HANA マイグレーション、アップグレード、システム更新に必ず付いて回るカスタムコード修正。影響度分析ツールとして徐々に認知度も広がった ATC を、完全人任せでは無く自社で使いこなせれば、S4 移行だけでなく脆弱性対策のためのセキュリティパッチ適用、アップグレードなど、システム更新へのハードルも下がってきます。
この 4 日間のセッションでは SAP S/4HANA へ移行する際のカスタムコードへの影響を定量的に特定するとともに、それらのカスタムコードをどう修正すべきか分析する ATC の活用方法についてエキスパートがご説明します。また、セッション期間中は、疑問点を SAP 技術者にいつでも直接質問できます。
ATC は修正着手前にソースコードレベルで、詳細な分析を実施します。 SAP ERP から SAP S/4HANA への移行をお考えのお客様は、是非お申し込みください。
ご契約形態により受講資格のあるお客様は、保守費用の範囲内でご参加いただけます。(追加費用は発生しません)
SAP S/4HANA:カスタムコード影響分析
9 月 9 日 (火) ~ 9 月 12 日 (金) 10 : 00 ~ 最大 12 : 00
申込締切日: 9 月 1 日 (月)
※ 各日程の具体的な内容は、セッションタイトルのリンクからご確認いただけます。
初回のお申込みには、Learning Hub, Enterprise Support Edition への登録が必要です。こちらよりご登録をお願いいたします。
▶▶ \参加者募集中!/ [ライブセッション]デジタルトランスフォーメーションの第一歩:SAP S/4HANA 移行を学ぶ
企業のデジタルトランスフォーメーションが注目されている今、それを推進する SAP S/4HANA への移行をご検討中のお客様もますます多くなってきていると思います。この 4 日間のライブセッションでは、SAP S/4HANA への移行プロジェクトをスムーズに運ぶために、移行に必要なアクティビティを、会計・得意先・仕入先・カスタムコードに関するもの含めて SAP 技術者がわかりやすく説明します。また、疑問点があれば直接 SAP 技術者に質問できます。
ご契約形態により受講資格のあるお客様は、保守費用の範囲内でご参加いただけます。(追加費用は発生しません)
SAP S/4HANA や SAP S/4HANA Cloud, private edition を、コンバージョンシナリオで導入することを検討されているお客様は、ぜひご参加ください。
SAP S/4HANA への移行計画(コンバージョンシナリオ)
9 月 2 日 (火) ~ 9 月 5 日 (金) 10 : 00 ~ 最大 12 : 00
申込締切日: 8 月 25 日 (月)
- SAP S/4HANA コンバージョンプロジェクトの主なアクティビティ
- 会計 (Finance) に関するアクティビティ
- 得意先と仕入先 (Customer and vendors) に関するアクティビティ
- カスタムコードに関するアクティビティ
- ダウンタイムの最適化 など
※ 初回のお申込みには、Learning Hub, Enterprise Support Edition への登録が必要です。こちらよりご登録をお願いいたします。
▶▶ 重要ノート (HOTNEWS)と SAP セキュリティパッチデー情報
重要ノート
2025 年 7 月に日本語翻訳された、優先度:最優先 (HotNews) の SAP Notes をご紹介します。詳細は、各ノートおよび SAP HotNews App をご確認ください。
SAP Security Note 3610892 (コンポーネント: BC-ILM-DAS)
(CVE-2025-42966) SAP NetWeaver (XML データアーカイブサービス) における安全でない逆シリアル化の脆弱性
SAP Note 3612801 (コンポーネント: FIN-MIG-GL)
S/4HANA Finance データ移行 R21: "定義: 残高移行のソース元帳" での不適切なカスタマイジングに起因するエラー FINS_RECON107
SAP Security Note 3618955 (コンポーネント: SCM-APO-PPS)
(CVE-2025-42967) SAP S/4HANA および SAP SCM におけるコードインジェクションの脆弱性 (特性伝播)
SAP Security Note 3620498 (コンポーネント: EP-PIN-FPN)
(CVE-2025-42980) SAP NetWeaver Enterprise Portal 連携ポータルネットワークにおける安全でない逆シリアル化
SAP Security Note 3621236 (コンポーネント: BC-PIN-PCD)
(CVE-2025-42964) SAP NetWeaver Enterprise Portal Administration における安全でない逆シリアル化
SAP Security Note 3621771 (コンポーネント: BC-JAS-ADM-LOG)
(CVE-2025-42963) SAP NetWeaver Application Server for Java (ログビューア) における安全でない逆シリアル化
SAP Note 3625980 (コンポーネント: BC-OP-HPX)
HP-UX のサポートの終了: 2026 年 1 月 1 日
SAP Note 3626100 (コンポーネント: FIN-MIG)
S/4HANA Finance データ移行 DLT: カスタマイジング "定義: 残高移行のソース元帳" の変更が移送依頼に保存されない
SAP Note 3633217 (コンポーネント: FS-FPS-IF-TO)
APPEND ZCI_SDL_BT_KF_SAP に無効な項目 /BA1/K5STAXBO が含まれているという不適切なメッセージ
SAP Note 3635746 (コンポーネント: FI-CA)
外貨での消込: 第 1 国内通貨での損益に対する明細が生成されない
重要ノート情報(優先度:最優先 (HotNews) の SAP Notes)は、SAP Support Portal の 重要ノート (HotNews) 情報 → [2025] よりご確認いただけます。
SAP セキュリティパッチデー
8 月 12 日にリリースされたセキュリティパッチデー情報は、SAP セキュリティパッチデー 2025 年 8 月よりご確認ください。
また先月リリースされたパッチデー後に、新たに 1 つのセキュリティノートがリリースされました。さらに以前にリリースされた 6 つのセキュリティノートが更新されています。詳細は、SAP セキュリティパッチデー 2025 年 7 月よりご確認いただけます。
SAP Support Portal のセキュリティ関連のノートとニュースからもアクセスいただけます。

▶▶ ウェブキャストのご案内(2025 年 9月開催)
SAP SuccessFactors カスタマーオンボーディングウェビナー
SAP SuccessFactors ソリューションの効率的な導入と円滑な稼働を実現するためのベストプラクティスやリソースの情報をご紹介いたします。
開催日時 : 2025 年 9 月 17 日 (水) 13 : 00 ~ 14 : 00
※ Zoom でのリモートセッション
受講対象者 : SAP SuccessFactors のプロジェクトに関わるお客様、パートナー様
費用 : 無償
こちらからお申し込みください。
□ プログラム内容
1.S-user ID および Provisioning の管理方法の概要
2.SAP サポートとの連携方法に関するベストプラクティス
3.利用可能なトレーニングオプションに関する詳細情報
4.Onboarding Journey で利用可能な主要リソースのデモンストレーション
5. オンボーディングアドバイザーとの Q&A 時間 (15 分間)
最後までお読みいただきありがとうございます。
日ごとに暑さのつのる頃、どうぞご無理のないようご自愛ください。
ご意見ご要望は、こちらよりお願いいたします。
また記事に関するお問い合わせは sap-support-newsletter-japan@sap.com までお送りください。
SAP ジャパン株式会社
SAP サポートニュースレター(日本)事務局


