2020活動紹介
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ (NTT DATA Group)
日本企業のグローバル化を日本企業である私たちが
テーラーメイドでプロジェクト支援
8年間で28ヵ国にもおよぶ日本企業のグローバル進出をサポートしているNTTデータ グローバルソリューションズは、日本企業のグローバル化を、SAPソリューションをベースにシームレスにトータルサポートするために設立されました。NTTデータグループのもつグローバル力を活かしたグローバル進出プロジェクトは、お客様のご要望や環境にあわせたテーラーメイドで行なっており、多くのお客様からご満足を頂いています。これまでのグローバル化支援を通じて培った多くのノウハウを持つ私たちだからこそできる、成功のための提案、プロジェクトの進め方をご紹介します。
🔸日本企業のグローバル化を日本の会社が支援するため2012年に設立
長澤 昭彦氏
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ
第一製造事業部 統括部長
NTTデータ グローバルソリューションズは、『日本企業の私たちが日本企業のグローバル化をシームレスにトータルサポートすること』を目指して、2012年に創設されました。NTTデータグループの中でのSAPソリューションを提供するコアカンパニーの位置づけとなっています。構想策定をはじめとする上流コンサルティングから、システム構築・運用保守をワンストップで多くのお客様に提供しています。
当社の特徴は、NTTデータグループの強みを活かしたSAPグローバル体制のもとでの支援です。国内はもちろん、海外のSAP専門企業に所属するSAPコンサルタントであるNTTデータグループの仲間たち約15,000名と密に連携し、お客様のグローバル展開を支援する体制を整えています。 多くの日本企業のグローバル進出を支援してきた私たちのプロジェクトの進め方は、海外企業のそれとは違ったものです。こだわりのある日本企業向けにテーラーメイドのプロジェクトが組めるという点で多くのお客様からご満足を頂いています。当社ではこれを「醤油味」の対応ができる、日本企業向けのプロジェクトの進め方だと考えています。
🔸8年間で28ヵ国のグローバル進出プロジェクトを実施
日本企業のグローバル進出において多くの企業をサポートしており、この8年間で28ヵ国でのプロジェクトを推進してきました。特定のリージョンに特化するというわけではなく、アメリカやメキシコ、ドイツやイギリス、インド、中国、タイ、シンガポール、オーストラリア、南アフリカ、ルーマニア、トルコなど、幅広く支援をおこなっています。その背景には私たちが「お客様の進出したい場所であればどこでも対応、支援する」というスタンスを持ち、実践していることに他なりません。
プロジェクトを推進する場合、その方法は大きく2つにわかれます。「出張型」と「グループ連携型」です。出張型は当社のメンバーが同行し、オンサイトで対応します。もうひとつが導入拠点にあるNTTデータグループの会社リソースを使い、タッグを組んで取り組むグループ連携型です。 グローバル進出プロジェクトでは、往々にして現地での対応が現地子会社や外部パートナーベンダーによって進められることが多く、日本からはその進捗や手法など、さまざまな状況が見えにくいという声が多く寄せられます。そこで私たちは、出張型、グループ連携型どちらのケースでも、NTTデータ グローバルソリューションズがプロジェクトの全体統括を担い、最初から最後まで責任をもってプロジェクトを推進しています。日本でも現地でも、私たちが常に一緒にいるため、全てが見えやすいという点と安心感に、お客様から高い評価を頂いています。
🔸豊富な知見とノウハウで課題を予測。ベストソリューションを提案 現在進行中のプロジェクト「大手消費財メーカーさまのS/4HANA化案件」では、当社のグローバル力を活かした以下の取り組みを行っております。
1.SAP S/4 HANA+ECOソリューション(外部周辺リューション) SAP S/4 HANAでは、ECOソリューションとの連携が容易に行えるようになりました。そのため私たちはSAP S/4 HANAをコアに、顧客要望にマッチしたECOソリューションを組み合わせ、最適なシステムグランドデザインを行なっています。 当社が提案するECOソリューションはConcurなどのSAP製品だけに限らず、私たちの持っているグローバルな知見を活かしたものです。例えば今回は当社のソリューションラインナップにも加わったEPM/BIソリューション「Board」を採用しています。「Board」は開発元である現地スイスに訪問して製品を深ぼりし、導入実績を調査したうえで、さらにEUでの導入会社へヒアリングを行うなどを経て提案、採用に至っています。 グローバルに展開する私たちだからこそ、顧客のニーズに合わせてこうしたECOソリューションを探し出し、そして徹底した調査の上ご提案ができるのです。
2.グローバル展開を意識した最適ソリューションの提案 当社が所属するNTTデータグループは、会社そのものがグローバル化をはたしており、これまで多くのお客様の支援を行ってきた導入実績があります。こうした多くのノウハウを活かし、導入システムをグローバルで利用する上で考慮するべき要件をしっかりと提案できる強みがあります。 第1導入拠点の要件定義においても将来の展開する拠点における法制要件や商習慣、時差を考慮した運用方針、マルチ言語・通貨対応などといった、グローバル拠点導入時に検討が必要となる要件を先んじて提案することが可能です。導入中の拠点にフォーカスして要件定義を実施した場合、グローバル拠点展開時に大幅手戻り、また拠点間の不整合が発生する可能性もあり、私たちならこのような事態を回避し、導入時にアドバイスできる点も強みだと考えています。
3.グローバル企業ならではのワールドワイドリソースを活用 本プロジェクトでは、インフラはマレーシア、開発はベトナム、新しいソリューションの技術支援にはEU等々、各拠点の強み・特性を意識したグローバルリソースの活用を行っています。また、私たちのプロジェクトは「導入したらそれで終わり」ということはありません。企業のライフサイクルを支援し続けるため、24時間365日対応可能なグローバル保守部隊も用意しています。もちろん、保守部隊は現地語での対応も可能です。 私たちは提案を行う際にも、NTTデータのグローバル導入方法論をベースにしつつも、採用するECOソリューション、グローバルリソースの配置・活用方法等、当社の事情を押し付けるような形でプロジェクトを進めることはいたしません。なぜならルールをあえて定めず、すべてをお客様にあわせたテーラーメイドでプロジェクト推進を行うことこそ、お客様のためだと考えるからです。私たちは「ちょっと特殊」なのかもしれません。しかし、こだわりのある日本企業に必ずや満足していただけると自負しています。
🔸当社のグローバル力で支援 当社における「グローバル化支援」は、グローバル拠点導入だけでなく、(1)グローバルに点在するECOソリューションを組み合わせた最適なシステムグランドデザイン、(2)グローバルでの展開を意識したソリューション構築、(3)グローバルリソースの適材適所での活用へと、大きく幅を広げています。このコロナ禍においても日本企業のグローバルビジネスは拡大しており、システムベンダーに求められるグローバル化支援も単に「お客様のグローバル拠点にSAPを導入する」というものから変わる必要があると実感しています。 日本企業がもつポテンシャルは、IT基盤を使いこなすことでより大きく活かせると確信しています。だからこそ、Withコロナ時代のいま、会社存続のためDXに取り組もうとする日本企業に対して当社のグローバル力をフルに活用し、一緒に汗を流し、ともに歩んでいきたいのです。 私たちNTTデータ グローバルソリューションズは、今後もお客様のビジネスValueを最大化するための「グローバルソリューション」を提供し続ける企業として、みなさまを支えてまいります。
🔸パートナー企業