本サポートニュースは、お客様の運用や導入計画に役立つ情報を発信しています。サポートポータルやヘルプポータルと合わせて、情報取得のツールとしてご活用ください。よろしければ、ご覧いただけていない方々へ本ページをご紹介いただければ幸甚に存じます。
新年最初のサポートニュースレターです。
2022 年もサポートエキスパートが厳選した有益な情報をお届けいたします。
ぜひ SAP が提供いたしますサービスや学習機会をご活用ください。
SAP ジャパン株式会社 SAP サポートニュースレター(日本)事務局
▶▶SAP ヘルプデスクご紹介
SAP ヘルプデスクは様々なサポートの連絡窓口としてお客様の支援をしております。
サービスを受けたことがない、利用の仕方が分からない、という方のために、今回サポート基礎編としまして SAP ヘルプデスクに質問形式で回答してもらいました。
どんな組織ですか?
カスタマー・インタラクション・センター(CIC)とも呼ばれるお客様と SAP サポート組織をつなぐ役割を担っています。20 年以上の歴史があるんですよ。
日常業務を教えてください
主な 3 つをご紹介します。
まず、SAP ONE Support Launchpadや SAP Support Portalに関する支援をしています。例えば、インシデントの登録、ライセンスキーの申請、ソフトウェアのダウンロード、S ユーザー ID のユーザー管理や権限付与、SAP Universal ID などなど。サポートに関するご質問についてサポートをご提供しています。
さらに、既存のカスタマーインシデントに関する支援もしております。例えば、ステータスの確認依頼、スピードアップやエスカレーション依頼、担当者への電話転送など、お客様のご要望に応じたサービスをご提供しています。
また、どこへ問い合わせたらいいのかが不明な場合も、ヘルプデスクにご連絡ください。
連絡方法は?
ヘルプデスクは、24 時間 365 日以下のルートからお問い合わせを受け付けております。
お電話やメールの対応は日本語です。
1.電話連絡
フリーダイヤル 0120 332 909(携帯の場合は、03 4579 5992)
3.メール連絡
support.japan@sap.comまたは SAP ONE Support Launchpad オンラインフォームと SAP Support Portal オンラインフォームからご連絡いただけます。
SAP ヘルプデスクがいつでもお客様のご支援をいたします。
詳細は、SAP Support Portal ヘルプデスク(CIC)ページをご参照ください。
▶▶SAP の機械翻訳ソリューションに関するopenSAPコース開講のご案内
SAP の機械翻訳ソリューション SAP Translation Hub に関する新たなopenSAPコースが開講されています。
開催期間: 2022 年 1 月 18 日~2 月 23 日
開催言語: 英語
所要時間: 3 時間
対象者: ビジネスコンサルタント・プロジェクトマネージャー・ソリューションアーキテクト・開発者等、多言語でのプロジェクト運営、サービス展開に携わっている方
要件: ベーシックな SAP スキル
価格: 無償
SAP Translation Hub をご使用いただくことで、SAP の翻訳資産、SAP 用語、さらに SAP が開発した機械翻訳にアクセスし、カスタム開発した SAP アドオンを複数の言語にワンクリックで翻訳すること等が可能となります。ユーザインタフェースの他にドキュメントも翻訳できます。また、お客様ご自身の社内用語集も適用できます。
このコースを受講いただくことで、SAP Translation Hub を導入するための基礎知識が身につくほか、ディスカッションフォーラムにて直接エキスパートにご質問でき、他の受講者のニーズを理解する機会としてもご活用いただけます。
SAP Translation Hub は現在 SAP Storeにて年間 366 円 (1 バケット、100,000 文字の翻訳当たり) より購入可能となっております。ぜひこの機会に本コースにご登録いただき、SAP Translation Hub を皆様のビジネスにお役立てください。
▶▶EGI – SAP S/4HANA 移行 ・ 新規導入の基礎講座 ( 入門編 )
Enterprise Support をご契約中のお客様にご利用いただける SAP S/4HANA セッション、今年も開催いたします。追加費用は発生しません。
少しでも気になるトピックがありましたら、ぜひお気軽にお申込みいただき、サポートサービスを有効にご活用ください。
SAP S/4HANA オンプレミスを新規導入 ・ 移行するにあたって、最低限知っておくべき基本的な内容を、それぞれのセッションでご紹介いたします。 SAP S/4HANA 化にあたって、何から始めたらよいか苦慮されている、ある程度知ってはいるが体系的に復習されたい、新規導入 ・ 移行のどちらを採用するか検討されたい、新任担当の方への社員教育の一環としてご利用されたいなど、多くのお客様に幅広くご参加いただけます。
「お申込み」のリンクより、各セッションをお申込みいただけます。
「移行」 を検討中のお客様
・SAP S/4HANA への移行計画(コンバージョンシナリオ)( 2 月 15 日~ 18 日 )
移行の入門編となるセッションです。移行プロジェクトの事前準備タスクや、現行バージョンからの変更点がわかるツール等のお役立ちツールを知っていただくことで、事前に移行のリスクを把握し最小化することができます。 ( お申込み #1)
・SAP S/4HANA 化のための SAP Readiness Check ツール( 3 月 2 日~ 4 日 )
SAP S/4HANA への移行にあたって、どれくらいの作業が発生するか、既存のカスタムコードやビジネスプロセスにどれくらいの影響があるのか、定量的に知りたくないですか?それらの影響について定量的にレポートする SAP Readiness Check の実施に必要な設定と、同レポートの見方について、詳細にご紹介します。( お申込み #2)
「新規導入」 を検討中のお客様
・SAP S/4HANA のデータ移行方針およびツール(新規導入シナリオ)( 3 月 16 日 ~ 18 日 )
新規導入の入門編となるセッションです。データマイグレーション方針や、現行システムデータを簡単に移行するためのツールなど、お役立ちツールをご紹介します。 ( お申込み #3)
<お問合せ先>
お申込み方法やセッション内容などご不明な点は、以下のいずれかまでお問合せください。
- コンポーネント SV-BO-REQ で サポートインシデント を登録
- SAP サポートヘルプデスクへ連絡
電話番号 : 0120 – 332 – 909 / 03 – 4579 – 5992
E-Mail : support.japan@sap.com
▶▶SAP S/4HANA 移行へのはじめの一歩!
SAP Readiness Check は、現行の ERP システムを分析し、SAP S/4HANA 移行に必要な作業を定量的にレポートいたします。これを実施しないで SAP S/4HANA の移行作業を行うことは、東京スカイツリーを階段で登るような非効率な作業をすることになります。SAP Readiness Check はまさに SAP S/4HANA への移行をスムーズにするために必須のツールとなっています。 新たな機能として Compatibility Scope Analysis が追加されました。SAP ERP 6.0 の機能で陳腐化している一部の機能は、SAP S/4HANA 上では新機能に置き換わっています。 ただし、SAP S/4HANA への移行の負荷を軽減いただくために、これら置き換わる SAP ERP 6.0 機能を SAP S/4HANA 移行後も 2025 年末まで使えるように Compatibility Pack という形で準備しております。御社の SAP ERP 6.0 上で、これらの置き換え対象となる Compatibility Pack の機能が、どの程度含まれるかを Compatibility Scope Analysis で分析する事ができます。
ERP から SAP S/4HANA 移行するときの変更点とその作業タスク
Compatibility Scope Analysis
サイジング情報
カスタムコード情報
現在お使いのトランザクションから推奨の SAP Fiori を抽出
バックログやアーカイブ情報
影響されるインタフェース(iDoc, RFC/BAPI など)の情報
財務伝票の不整合に関する情報
SAP S/4HANA へのコンバージョンに要するダウンタイム情報
などSAP S/4HANA 移行に不可欠な作業を可視化してスムーズに移行できるような情報をご提供します。 今回初めて SAP Readiness Check をお知りになられたお客様にもご理解いただけるようなセッションを開催させていただきます。 詳細はこちらのリンクよりご確認ください。 Live Must-Know Webcast 「ここから始める SAP Readiness Check for SAP S/4HANA」 対象:SAP Enterprise Support ご契約のお客様 開催日: 2 月 8 日 (火) 14 : 00 ~ 15 : 45 <Zoomオンライン形式> お申込み締切: 2 月 7 日 (月)
▶▶SAP S/4HANA セッション (LMK ・ EGI) – お申込みでお困りの際には
セッションに初めてお申込みいただく場合、セッションのサイト ( Learning Hub, Enterprise Support Edition ) への、ワンタイムのユーザー登録が必要です。
「お申込み」リンクをクリックしてもセッション内容が表示されない場合は、上記の登録がされていないことが考えられます。以下の手順でユーザー登録 ( サインアップ ) をいただいたあと、再度お試しください。
1. サポートポータルの ES Acadmey のページにアクセス
2. 「詳細情報とサインアップはこちらです」ボタンを押下
3. 利用資格などをご確認いただき、「サインアップ」ボタンを押下
4. S-User ID とパスワードを入力し、表示されたログオンボタンを押下
2 時間ほどでユーザー登録完了の通知がメールで届き、セッションをお申込みいただけるようになります。
登録手順を画面で確認されたいお客様は登録手順の動画( 英語 ) をぜひご視聴ください。
お申込みでお困りの点や、セッション内容にご不明な点がありましたら、以下のいずれかまでお問合せください。
- コンポーネント SV-BO-REQ を指定して、サポートインシデントを登録
- SAP サポートヘルプデスクへ連絡
電話番号 : 0120 – 332 – 909 / 03 – 4579 – 5992
E-Mail : support.japan@sap.com
▶▶重要ノート (HOTNEWS) およびセキュリティ関連ノートとニュースのご案内
2021 年 12 月にリリースされた、優先度:最優先 (HotNews) の SAP Notes をご紹介します。
詳細は、各ノートをご確認ください。
[ 12 月にリリースされたHotNews]
SAP Note 3131047(コンポーネント: XX-SER-SN)
(CVE-2021-44228) Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性に対する共通セキュリティノート
SAP Note 3131397(コンポーネント: BC-XS-ADM)
(CVE-2021-44228) XSA コックピットで使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3132822(コンポーネント: BC-XS-ADM)
セキュリティノート 3131397 に対する更新 1 (CVE-2021-44228) XSA コックピットで使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3132964(コンポーネント: KM-WPB-MGR)
(CVE-2021-44228) SAP Enable Now Manager で使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3132162(コンポーネント: OPU-API-OD-DT)
(CVE-2021-44228) SAP BTP API Management (テナントクローニングツール) で使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3132909(コンポーネント: IOT-EDG-OP)
(CVE-2021-44228) SAP Edge Services, on-premise edition で使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3133772(コンポーネント: IS-SE-CCO)
(CVE-2021-44228) SAP Customer Checkout で使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3131272(コンポーネント: BC-SEC-ETD)
CVE-2021-44228、CVE-2021-45046、CVE-2021-45105、CVE-2021-44832: SAP Enterprise Threat Detection および SAP Enterprise Threat Detection Log Collector における Apache Log4j の脆弱性
SAP Note 3132723(コンポーネント: MM-FIO-IV)
F0859: FI 伝票の登録、MM 伝票の欠落
SAP Note 3132922(コンポーネント: BC-NEO-SVC-IOT)
(CVE-2021-44228) Internet of Things エッジプラットフォームで使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3132744(コンポーネント: BC-CP-XF-KYMA)
(CVE-2021-44228) SAP BTP Kymaで使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3130578(コンポーネント: BC-CP-CF-RT)
(CVE-2021-44228) SAP BTP Cloud Foundry で使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3132198(コンポーネント: BC-VCM-LVM)
(CVE-2019-17571) SAP Landscape Management におけるコードインジェクションの脆弱性
SAP Note 3131258(コンポーネント: BC-XS-RT)
(CVE-2021-44228) SAP HANA XSA で使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3130698(コンポーネント: BC-XS-RT)
XS アドバンストプラットフォームおよびアプリケーションにおける log4j の脆弱性 (CVE-2021-44228) の改善
SAP Note 3130521(コンポーネント: BC-XI-CON-JWS)
(CVE-2021-44228) SAP NetWeaver Process Integration の Java Web サービスアダプタで使用される Apache Log4j 2 コンポーネントに関連するリモートコード実行の脆弱性
SAP Note 3119365(コンポーネント: BC-DOC-TTL)
(CVE-2021-44231) SAP ABAP サーバおよび ABAP プラットフォーム (翻訳ツール) におけるコードインジェクションの脆弱性
SAP Note 3109577(コンポーネント: CEC-COM-CPS-WEB-CAI)
SAP Commerce 中国向けローカリゼーションにおけるコード実行の脆弱性
SAP Note 3125917(コンポーネント: BC-SRV-ASF-AT)
アーカイブ時にSAPscriptの長いテキストの変更ログが不整合になる
重要ノート情報(優先度:最優先 (HotNews) の SAP Notes)は、SAP Support Portal の 重要ノート (HotNews) 情報→ [2021] よりご確認いただけます。
セキュリティ関連のノートとニュースは、SAP Support Portal のセキュリティ関連のノートとニュースよりご確認いただけます。
以上