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2019活動紹介

SCSK株式会社

世界5極のSCSK現地法人が連携する
グローバルAMOサービスで日本主導のITガバナンスを強化

日本企業のグローバル展開が進むとともに、海外拠点のシステム環境の管理を一元化し、標準化とガバナンスを強化することの重要性が増しています。SCSKでは日本、アメリカ、中国、アジア太平洋、ヨーロッパの世界5極、9カ所のSCSKグループ拠点に人材を配置し、日本語、英語、中国語などの言語に対応したAMOサービスを提供。38カ国200以上の地域におけるヘルプデスク業務で培ったノウハウにより、SAPシステムの効率的な活用と運用を支援します。



🔸ビジネスのグローバル化を支える統合的なITガバナンスの重要性

あらゆるビジネスがグローバル化し、日本企業の海外進出は増加の一途を辿っています。M&Aによってある日突然海外拠点が増えたり、縁が薄かった地域に進出したりと、これまで経験のない事態への対応も増えてきました。そしてIT部門は、グローバル拠点にロールアウトや新規構築したSAPシステムの運用保守についても対応を迫られています。

システム運用は現地の担当者やベンダーに任せるという考え方があるものの、ガバナンスの観点からは日本のIT部門が状況を把握し、統合的に管理するのが理想的です。しかし、グローバルに対応できる要員が少ない、IT部門と海外拠点が連携できるスキームがないなど、海外拠点まで日本の情シスの手が回らず、マスタやシステムの個別最適化が進むことも少なくありません。例えば原価管理の基準が異なるなど、数値の妥当性を把握できないことが正しい業績管理をするためのボトルネックになっています。ITガバナンスの構築が不十分であれば、ビジネス上のリスクも高くなります。

一方で、国内のIT運用管理にも多くの課題があります。2025年のSAP ERPの保守サポート終了に備えたSAP S/4HANAへのマイグレーションや、デジタルトランスフォーメーションへの取り組みなどに追われ、決して潤沢ではないITリソースを海外システムの運用保守に割くことは困難になっています。とはいえ、企業として競争力や生産性を高めていくためにも、国内外のIT環境を包括的に管理し、運用の効率化、経営に資する環境整備を進めることは待ったなしの状況です。

このようなニーズには、グローバルに対応したAMO(Application Management Outsourcing)サービスの活用が有効です。SCSKのAMOサービスでは海外拠点のSAPシステムの運用を一括してアウトソーシングできるのが特長です。豊富なSAPソリューションの導入実績を持ち、世界5極にグループ拠点を置くSCSKは、障害対応から仕様変更や機能追加検討までをワンストップで提供するグローバルAMOサービスを用意しています。



🔸200以上の地域での経験をベースに世界5極でサービスを提供

SCSKのグローバルAMOサービスの強みは、商社や製造業など、数多くの日本企業のグローバルシステム運用を支援してきた実績です。SCSKは、日本、アメリカ、中国(上海)、アジア太平洋(シンガポール、インドネシア、ミャンマー)、ヨーロッパ(ロンドン)の5極、9カ所のグループ拠点をベースに各国と連携しながら、日本からガバナンスを効かせられるシームレスなAMOサービスを提供しています。

まずは現地の拠点担当者が一次サポートとして、問い合わせ、障害に対応。さらに日本で二次サポートとして、システム改修、共通ルールの変更などに対応するため、ITガバナンスを維持できます。また、現地では固有の要件に精通したサポート要員が対応することにより、海外の言語でのやり取りに不安がある日本企業でも、海外拠点とのコミュニケーションを円滑に行うことが可能です。英語や中国語など多言語に対応しています。 海外拠点では法規制やシステム運用における慣習も異なるため、日本国内と同じように業務を行うことは容易ではありません。現地のシステム要件を深く理解しているサポート要員に任せることで、質の高いシステム構築と運用を維持することができます。




図:グローバルAMOサービスの体制



🔸システム構築から運用保守までをワンストップで提供

SCSKのグローバルAMOサービスは、大企業から中堅企業まで幅広く活用されています。製造業、特に自動車や自動車部品関連のメーカーが多いこともあり、アジアとアメリカでのサポート実績が豊富です。さらに南米やヨーロッパにも拡大を続けています。 現地でのコミュニケーションやシステムの固有要件への対応、日本拠点と円滑な連携を実現するためのスキームが既にあるため、サービス開始を容易に行うことができます。また、SAPの周辺システムも含めたサポートも充実しています。属人化しがちな業務も、SCSKにアウトソースすることで透明性が維持されます。 もちろん、海外拠点へのSAPシステムの新規導入やロールアウトにも対応しています。グローバルソリューションとして、インフラやネットワークの構築サポート、運用保守までワンストップで提供します。



🔸主なAMOサービスの実績 製造業A社:ロールアウトからAMOサービスまで提供 海外事業会社へのSAP ERPのロールアウトと運用保守の依頼に対して、SCSKがコンサルタントとしてRFPの作成から支援。現地法人の訪問においても、現地のトップに対しての展開計画報告をサポートしました。作業内容の合意を経てロールアウトを実施。展開後はアプリケーションやミドルウェアから、データセンターを活用したインフラの運用保守まで担当しています。


製造業B社:新規導入からAMOサービスまで提供 同社はアジアに複数の工場を持っていましたが、各拠点の生産量がさほど多くなかったため、日本の本社は月1回主要な指標をExcelシートで受け取るだけで十分でした。ところが近年は急激に生産量が増え、J-SOX対応が求められるようになり、システム導入が必要になりました。そこでSCSKがSAP ERPの導入を支援。稼働後はAMOサービスでアプリケーションの運用保守を担当しています。



🔸SAP S/4HANA運用保守のスキルを持つエンジニアを育成

今後はグローバル拠点でもSAP S/4HANA導入が進んでいくでしょう。それに備えてSCSKではSAP S/4HANAおよびPaaS基盤であるSAP Cloud Platformの導入要員、保守サポート要員の増員、教育を急ピッチで進めています。SAP S/4HANAに対応したコンサルタントやSEは現在400名以上が在籍し、毎月一定のペースで増加を続けています。SAP S/4HANAの運用・保守は、新規導入や移行を手がけて実績を積んだコンサルタントをジョブローテーションしているため、移行後も知見を活かした的確なサポートが可能です。 SCSKは、SAPシステムの導入経験と実績を集約したグローバルサービスを、お客様のニーズに合わせて提供していきます。



🔸パートナー企業

SCSK株式会社





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