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2020活動紹介

SUSEソフトウエアソリューションズジャパン株式会社

SAP S/4HANA IT基盤の最適解SUSE Linux
インストールから設定、運用まで
ワンパッケージで実現できる安定感

SAP社が普段から使っており、SAP S/4HANAのリファレンスOSとしても使われるSUSE Linuxは、SAP S/4HANAを稼働させるのに最適なOSです。 


3つのPoints

  • SAPシステムに特化したIT基盤としての安定性とシンプルさ

  • 障害、災害に強いシステムへの取り組み

  • 脆弱性問題に対応するための様々な仕組み



🔸SAP社の基幹システムにも採用される信頼性の高さ

SUSEソフトウエアソリューションズジャパン株式会社(以下:SUSE)が提供しているSUSE Linuxは、世界で初めて企業向けに開発されたLinuxディストリビューションです。また、SUSEの本社はSAP社と同じドイツにあるため、地理的な近さもあってSAPと非常に密な協力関係を築いています。 技術者レベルの交流も深く、SAP社内にSUSEの作業用デスクが用意されているなどSAP社と協業体制を構築しており、システムそのものの安定稼働などもあって、世界で80%のSAPアプリケーションがSUSE Linuxを採用しています。

SUSE LinuxはSAP社の開発用、リファレンスOSとしてはもちろん、自社が普段から使うOSとしても利用されています。SAP S/4HANAの開発時も社内で数ヶ月の間動かすテスト稼働が行われましたが、そこでもSUSE Linuxは使われました。あるときはSAPシステムが必要としている機能をSUSEが作る、あるいはSUSE側からSAP社にERPに実装する機能の提案を行うなど、緊密な関係を保って開発からサポートまで協業しています。



🔸SAP S/4HANA に特化したOS パッケージ

SAP社の大規模なERPパッケージはソースコードも扱っているデータも大きく、それらが複雑に関係しあっているため、インストール作業はとても大変です。それに付随するセキュリティ問題や運用時のパラメーター問題など、避けて通れない設定もあり、導入に時間がかかってしまいます。 SUSE Linuxは導入の手間をシンプル化し、その後の運用やセキュリティに関しても可能な限りシンプルに使うことができるSAP向けLinuxプラットフォーム「SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications」を提供しています。

SUSE Linuxのインストーラ、ウィルス対策ソフト、ファイアウォール設定をGUIで行う「SAP HANA Firewall」、SUSE社が開発したSAP S/4HANAに最適化したHAシステムなどで構成されており、他社ツールの取捨選択などで迷うことなく設定運用が行えるものになります。 まずインストーラは、メモリースワップの制御やディスクのパーティショニング、ファイルシステムなどSAPシステムの動作環境の要件に応じて、OSのインストールと必要な設定を連続的に行います。またSAP Noteの膨大な情報からOSの設定に関するものを探して、自社のシステムに適用するという面倒な作業があります。

テストなども含めるとかなり時間がかかる作業ですが、SUSE LinuxではSAP Noteを探すことなく修正を適用できるコマンドを提供しています。SAP Noteのどの部分が関係しているかなどの情報も表示されるので、内容を確認しながら手軽に修正を適用でき、SAP S/4HANAに最適なセッティングを自動で行えるため、導入期間の短縮になります。 セキュリティに関しても、パッケージ自体にウィルス対策ソフトを同梱。フイアウォールの設定をGUIで簡単に最適化できる「SAP HANA Firewall」という機能では、ポート番号とともにSAP製品のデータベースが使う用語が表示されるため、SAP製品に関する部分であればシステム管理者でなくてもある程度設定を行うことができるようになっています。



  


🔸24時間365日の安定稼働を目指して

SAPシステムは基幹システムであり、常に安定稼働を求められます。それを支えるOSも同じく、障害、災害に強いものである必要があります。「SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications」はアプリケーションのダウンタイムを短縮、またはゼロにするための機能を備えています。 まず、統合クラスタリングソリューションの「SUSE Linux Enterprise High Availability Extension」を用いて、SAP HANAおよびアプリケーション向けに複数の高可用/障害復旧シナリオから任意のものを選んで設定、展開できます。また、SAP HANAデータベースをサポートする不揮発性メモリ(NVDIMM)により、システムの再起動後すぐにデータベースを復旧することができます。

さらにCPUとメモリの負荷が高い状況でも、高パフォーマンスを維持できるよう最適化。プラットフォームを継続して更新し、最適なオペレーションを保証しています。安定性などに問題が生じた場合は、問題のない最新のバージョンに戻すことも可能です。 サポート体制も24時間365日の統合プライオリティサポートと保守サービスが含まれています。このサポート契約ではSAP社とSUSEの両社によるシームレスなサポートが利用可能です。 その他にも、SUSE Linux Enterprise for SAP Applicationsと併せて使用することにより、セキュリティやアップタイムの向上に役立つ製品があります。

それが「Live Patching」と「SUSE Manager」です。 「Live Patching」はカーネルに重大な問題が発見されてもサービスを停止させることなく、システム稼働中にパッチを当てて、問題を修正できる機能です。ダウンタイムを減らし、常にセキュリティの高いシステムを維持することができます。 「SUSE Manager」はLinux システムのライフサイクルを通じてそのソフトウエアを統合管理するツールです。異なるディストリビューションが混在する多数のLinuxシステムを、統一的な操作で簡単に管理することが可能です。脆弱性問題の発見やパッチの適用を、GUIの一回の操作で、対象システム全てに適用するような管理が可能になります。



🔸SAP S/4HANAマイグレーションの最適解

2027年を目処に、SAPシステムはSAP S/4HANAへのマイグレーションを求められており、現在多くの企業がその対応を検討しています。基幹システムの移行は大きなシステム変更であり、工期も費用もかかってくることでしょう。SAP S/4HANAをいかにシンプルで低コストに導入できるか。その最適解は「SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications」にあります。SAP S/4HANAに特化したOSの設定、SUSE社一社が提供するツール類を使った安定感、パッケージだからこそできる期間の短縮と低コスト、そして24時間365日の保守サービス。これらを実現できるのが、SUSE Linuxの強みと言えるでしょう。



🔸パートナー企業

SUSEソフトウエアソリューションズジャパン株式会社





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