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「導入はゴールではない」
——2年連続でSAPマイスターIQを輩出したシグマクシスが提唱する、
進化し続ける経営基盤

2026年3月、SAPジャパン主催の「SAP Appreciation for Partner Excellence 2026」において、シグマクシスは「プロジェクト・オブ・ザ・イヤー」を含む3部門で表彰されました。なかでも注目を集めたのは、個人の革新的な活動を称える「SAPマイスターIQ」に2年連続で当社のコンサルタントが選出されたことです。2026年に認定された髙木裕之と、2025年に認定の稲荷裕。日本を代表するプロジェクトを牽引してきた二人が、それぞれの難所を突破した舞台裏と、SAPプロジェクトがもたらすべき真の価値について、対談を通じてお伝えします。


  

「標準機能」の限界を、SAP本社との交渉で突破

 

稲荷:髙木さん、まずは「SAPマイスターIQ 2026」の認定おめでとうございます。シグマクシスから2年連続の輩出というのは、非常に大きな意義がありますね。

髙木:ありがとうございます。プレゼンや面談といった認定プロセスを通じて、あらためて自分たちの挑戦をフラットに振り返ることができたことも、意義深かったと思っています。

稲荷:髙木さんがリードした日本郵船様のプロジェクトは、国内最大規模のSAP S/4HANA Cloud Public Edition導入であり、かつ財務取引管理(TRM)などの先進モジュールを世界に先駆けて導入するという、非常に難度の高いものでしたね。

髙木:はい。導入の前例がない領域だったため、ビジネス要件に対して標準機能が不足していたのは、非常に苦労しました。そうした場合、追加開発(アドオン)で対応しがちですが、私たちは同様の課題を抱える後続の日本企業にも有益な標準機能であるべきだと考えました。またお客様側も業務標準化・変革に向けたモチベーションが非常に高く、お客様・SAPジャパン・シグマクシスが一体となって標準機能拡張の必要性をSAP本社へ働きかけました。海外拠点に赴き、「これが標準として認められるまで、日本に帰ることはできない」という不退転の決意で交渉した結果、グローバルでの機能拡張という成果を実現できました。

稲荷:「Fit to Standard(標準への適合)」の、標準そのものがどうあるべきかをお客様、SAP社とともに考え、議論し、進化させた。このイノベーターとし

ての姿勢と行動力が、髙木さんのマイスターIQ認定の決め手となると同時に、「SAP Services Collaboration」に選ばれる結果となった。シグマクシス

が目指す、お客様やビジネスパートナーとの価値共創を体現できたプロジェクトを、あらためて誇りに思います。

  

7カ月の「100m走」と、2年半の「マラソン」

 

髙木:稲荷さんのプロジェクトも、昨年の「プロジェクト・オブ・ザ・イヤー」に輝いています。商船三井グループ様の案件では、アジャイル手法を駆使してわずか7カ月での業務標準化とSAP S/4HANA Cloud Public Editionの導入を実現されました。

稲荷:あのプロジェクトを「100m走」とするなら、今回の髙木さんのプロジェクトは2年半で完走した「マラソン」のようです。短期決戦での確実な価値提供と、大規模かつ複雑な長距離レースの完遂。この両極のプロジェクトで最高評価を得られたことは、シグマクシスの対応力の幅広さを証明していると感じます。

髙木:プロジェクトの性質は違えども、共通しているのは「システムを入れて終わり」とは誰も考えていないことですよね。

稲荷:その通りです。むしろ、そこからがさらに大事です。私たちが提唱するパブリック・クラウドの価値とは、使い続けることで業務もシステムも進化できること。そこから生み出されるデータも含め、価値ある経営基盤と育てていくことができるのです。そうした新たな価値を提案し続けることも、変革のシェルパとしての私たちの役割です。

 

失敗を恐れず挑戦し、次世代の働き方を共に描く


髙木:今回のプロジェクトでは、先進的なモジュールを世界に先駆けて導入するという難しさがありましたが、現場では「環境を壊すことを恐れて触らない」ではなく、安全に検証できる環境で積極的に試行錯誤を促し、失敗を許容する環境やムード作りを徹底しました。単なるシステム導入をゴールとするのではなく、その先の「どう使い、どうやって次世代の働き方を実現するという目標に向けて価値を増やしていくか」というビジョンをお客様と共に描き、共有できた。その姿勢こそが、導入後も続く継続的な変革をご一緒できている大きな要因だと考えています 。

稲荷:失敗を許容するムード作りも、お客様との強固な信頼関係があってこそ実現できたのでしょうね。そのエピソードを聞いて、私たちはマイスターIQとしての自覚と誇りを持ちつつ、信じてくださるお客様への感謝を忘れてはならないと、改めて思いました。今後も、SAPのエコシステムでの連携をさらに強め、多くのお客様の変革を加速させていきたいですね。



パートナー企業

株式会社シグマクシス

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