サービス業・商社・卸業が持つ基幹システム導入の課題

多くの企業が急速なデジタル化を進める一方、各企業は基幹システムの導入に対して課題を抱え、前に進みにくい状況にあると私たち三井情報（以下MKI）は考えています。

その課題とは、主に「情報収集のリードタイムが長く、経営に活用出来ていない」「業務が複雑化し、かつ属人化していることで人員コストが増加している」「既存ビジネスの維持や効率化にリソースとコストが掛かりデジタル化に割く余力がない」などです。

これらの課題の原因は、基幹システムに対して個別最適を繰り返したことに起因しています。その結果、「業務システムがバラバラになってしまっている」「個別最適によって生まれたシステム間連携が複雑化しており、これに伴う属人化が発生している」「維持や保有コストが高く、さらに改修やバージョンアップにも大きなコストと時間がかかる」といった状況に陥ってしまっています。

導入後も2つのサービスで継続的な進化と安心が得られる

MKIのサービスは、導入だけではありません。2つのサービス「導入後継続進化実現サービス」と「選べる保守サービス」で、丁寧なアフターケアを提供します。

導入後継続進化実現サービスは、GROW with SAPの効果を最大化するサービスです。GROW with SAPは導入したら終わりというわけではなく、継続してイノベーションを行うことでメリットを最大化できます。例えばいち早く利用可能となるSAP S/4HANAの新機能を、どのように活用したらよいのかわからないといった企業は少なくありません。そこで私たちは、導入先企業の業務やシステムを熟知したコンサルが、各企業に合わせた活用法を提案します。また、法改正や新たな制度への対応についても、お任せいただくことが可能です。

運用保守サービスは、企業の要望に合わせたプランを選ぶことが可能です。例えば自社内で保守運用を行う企業にはミニマムプランを、運用保守も任せたいという企業にはベーシックプランを、自社作業を極力なくしたい場合にはプレミアムプランと、3つのプランを用意しています。なお導入後継続進化実現サービスは、ベーシックおよびプレミアムプランで利用可能です。

クイックな導入を実現するGROW with SAP導入サービス

私たちMKIは、2019年にいち早くSAP S/4HANA Cloud Public Editionを自社に導入した経験を活かし、「GROW with SAP導入サービス」を開始しました。このサービスは、GROW with SAPのメリットを最大限に引き出せるサービスです。

特徴の一つは、短期間かつ低コストでの導入です。例えば購買・在庫管理/販売管理/プロジェクト管理/財務会計/管理会計が含まれるフル導入であれば最短で9ヶ月、また財務会計/管理会計のみの会計導入であれば最短半年と、従来の導入スケジュールに比べて大幅な短縮を実現しました。これはMKI独自のデリバリキットの活用や、作業のメニュー化、資料を事前に用意するといった私たちのノウハウにより実現しています。

低コストに加え定額であることもポイントです。まず基本となる導入は、フル導入と会計導入が選べます。サービス業・商社・卸業で必要となる機能メニュー(スコープアイテム)は一定数まで定額で提供します。抑えられたコストは、デジタル化実現のために使っていただけます。

もう一つの特徴は、サービス業・商社・卸業向けに最適な導入と業務の標準化が可能な点です。業務の標準化は困難なポイントのひとつですが、MKIが業界に特化したつまずくポイントなどを熟知していること、先に述べた自社導入の経験、そして多くのベストプラクティス知見により、スムーズな導入を実現できます。

MKIは、SAP S/4HANA Cloud Public EditionのSAP認定資格を持つスタッフを、国内でも上位となる50名有しているため、品質の高い導入を実現可能なことも特徴です。これに加え、SAPが提供するSAP S/4HANAの迅速な導入を実現する方法論「SAP Activate」を使用した導入実績や、さらなる効率化を目指すため、先に述べた独自のデリバリキットなどを駆使し、品質と生産性の向上を実現しています。