
SAPシステムのデータをクラウドDWHへ連携
クラウドならではのコスト効率、スケーラビリティを享受
クラウドDWHの最新機能やAIにつなげる電通総研の「Business SPECTRE XC」
時代のニーズに合わせて進化「Business SPECTRE XC」
企業が保有する多種多様なデータを経営判断に活用する「データドリブン経営」を実現するには、データを迅速に抽出し、使い慣れたツールで分析し、その結果を即座に経営へ反映させることが不可欠です。さらにクラウドデータウェアハウス(以下、クラウドDWH)の普及に伴い、データの蓄積から分析までをクラウドDWH上で一貫して行いたいというニーズが高まっています。
データドリブン経営においては、企業活動に関する網羅的かつ精緻なデータが不可欠であり、SAPシステムが有するデータは極めて重要と言えます。一方で、SAPシステムからのデータ収集は容易に行えないことから、クラウドDWHへのデータ集約に課題を抱えている企業が多いと推察します。また、SAPシステムには優れたデータ分析ツールがあるものの、これまで企業が利用してきた、使い慣れたBIツールを利用したいなどといった要望に応えることは難しい状況です。
私たち電通総研は、SAP BIプラットフォーム「Business SPECTRE」を2006年より提供し、すでに160社以上の導入実績がございます。そして、これまでの知見・ノウハウを踏まえ、クラウドDWHに対する企業のニーズに応えるべく、「Business SPECTRE XC(クロスクラウド)」の提供を開始しました。

SAPシステムのデータをクラウドDWHで一元管理し分析
SAPシステムとクラウドDWHをシームレスに接続できるBusiness SPECTRE XCには、さまざまな特徴があります。ここでは5つの特長について紹介します。
①ODPフレームワークに依存せず、SAPシステムからデータを抽出できる
SAPシステムでは、他社のODPフレームワーク利用に制限を設けており、サードパーティソリューションでの利用は禁止となりました。Business SPECTRE XCでは、独自開発したプログラムがSAPクエリを直接コールし、データ転送を実現し、前述の制限事項には該当しません。
②SAPシステムの画面と同じ形式でデータ抽出が可能
SAPシステムのテーブル構造をそのまま抽出しても、人間の目で理解できる形式ではありませんが、Business SPECTRE XCを介すことにより、SAPシステムの画面で見る列名や値をそのまま確認できます。これはBusiness SPECTRE XCがSAPクエリを用いたデータ転送を実現しているからで、抽出には小回りの利くテンプレートも用意しています。従って、従来は必要な項目だけを取得することが困難でしたが、本ソリューションを利用することにより、自由度高く、容易にデータ取得が可能となり、必要なデータの選択も簡単です。
③必要となる差分データのみを取得できる
SAPシステムのデータをすべて取得しようとすると長い時間がかかります。これはビジネスにデータの分析結果をタイムリーに活かそうと考えた場合、大きなタイムラグとなってしまいます。Business SPECTRE XCはこうした課題を解消できる、高度な差分転送を実現しています。もともとSAPシステムの内部では、更新時間などを持っていないレコードがあるなど、単純に更新日だけを元に差分抽出することは困難でした。Business SPECTRE XCではSAP標準の変更文書情報などを利用し、差分抽出を実現しており、例えばSAPシステム内で差分が発生したデータだけを抽出したり、期間範囲を指定した抽出を行なったりすることも可能です。これにより、データ分析までの時間短縮化をはじめ、夜間処理バッチの時間短縮や、処理データ量の圧縮実現によるエラー低減などを実現します。
20年に及ぶBusiness SPECTREのノウハウが活きるソリューション
④柔軟かつ容易にデータ抽出が行える
Business SPECTRE XCによって、高度な知識を必要とせずに、ノンプログラミングでの簡単な操作をもってデータ抽出を実現できます。まずSAP標準のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)から取得したいデータを定義し、次にデータ連携に関する情報を定義します。あとはこれら定義した情報をもとにSAPシステムからデータを抽出し、クラウドDWHにテーブル定義を自動的に作成し、データを格納します。このように、必要な情報を必要なときに抽出できる点は、柔軟かつ迅速なデータドリブン経営に不可欠なポイントだと私たちは考えます。
⑤利用頻度の高いデータを、データ分析に適した形で抽出できる
Business SPECTRE XCでは、SAPシステムの主要モジュールでよく利用される標準テーブルをテンプレートとして予め定義しています。この定義は20年にも及ぶBusiness SPECTREシリーズの開発・提供の歴史から生まれたもので、例えば財務会計や管理会計、販売管理や在庫管理、購買管理などを網羅しており、さらに各種伝票といったトランザクションについても定義がなされています。テンプレートを利用することにより、分析に適した形式に自動変換されたデータを即座に利用できるため、SAPシステムのテーブル構造を熟知していなくても、BIツールを用いるユーザーはすぐにデータを抽出して利用することが可能となります。
従来は、請求伝票ヘッダなどを元にデータを取得しようと考えた場合、関連するテーブルやデータを取得するための開発が必要でしたが、
Business SPECTRE XCならその必要はありません。定義済のデータ構造を参照し、請求伝票ヘッダに関連する、例えば金額や数量といった情報まで、人の目でわかりやすい情報に変換して取得できるのです。こうして抽出したデータは、使い慣れたBIツールに直接取り込めるため、すぐ分析に活かせます。
SAPシステムのデータ活用とクラウドDWHの導入を電通総研がサポート
電通総研はBusiness SPECTRE XCを用いてSAPシステムのデータをクラウドDWHに集約するだけでなく、SAPシステム以外のデータも含めたデータ分析基盤構築やレポート開発、AI活用などの支援も行っています。また、データマネジメント観点からの自律的なPDCAサイクルの実現、ロードマップ策定やデータ活用推進のためのコンサルティングサービスも提供しています。
SAPシステムのデータ活用、クラウドDWHの導入、データ基盤をクラウドDWH化したいといった課題があれば、ぜひ電通総研にご相談ください。システム構想やPoCからシステムの構築、保守・運用まで、ワンストップでサポートします。



