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SAPデータを含むデータ利活用を柔軟かつ容易に実現する
ウイングアーク1stのSAPデータ活用ソリューション
Data Activate Solution(Qlik Replicate+Dr.Sum+MotionBoard)

SAP ERPデータの有効活用を実現「Data Activate Solution」

 

――2024年4月より提供を開始された「Data Activate Solution」とは、どのようなソリューションなのか教えてください。

 

佐土原:SAP ERPシステムのデータ利活用に課題をお持ちのユーザー様が、容易かつ柔軟にデータ活用を実現できるソリューションです。

誕生の背景には、現在ERP市場が抱えるさまざまな課題があります。とくに大きいのが、まだ2027年問題の対応を行っていない企業が大半に及ぶこと、そして世界的な技術者不足という点です。

特に専門性の高いERPコンサルタントやエンジニアの慢性的な不足が続いており、SAP ERPの移行やデータ活用における「人的リソースの供給が追いつかない」、「DXに直結するデータ活用まで工数を割けない」というお客様の声を多く受けています。

私たちウイングアーク1stはこうした状況を鑑み、データの抽出から可視化までをテンプレート化し、開発工数の省力化と、容易なデータ利活用を実現する「Data Activate Solution(以下DAS)」の提供を始めました。



――SAPデータの利活用に悩まれている企業はどんな課題を抱えているのでしょうか。

 

池澤:SAPシステムでデータを活用しようと考えた場合、SAP BWの利用が多いものの、その一方でカスタマイズやバージョンアップは敷居が高いという問題があります。

田口:データ活用に課題を持っている企業は中小企業に多い傾向です。企業の多くはExcelを使ってさまざまなデータを扱っていますが、これが良くできているんです。そのためExcelから必要なデータを持ってくるような手軽さで、広い範囲でのデータ活用できる環境が望まれています。

佐土原:こうした課題を解決できるのがDASです。まずSAP ERP移行時の工数削減です。SAP ERPの移行にはBIの再設計を伴いますが、DASであればこれを最小限にできます。

つぎにカスタマイズの実施が柔軟に可能な点です。例えば新たなデータ分析を考えた場合、従来は大きな工数が掛かりましたが、DASであればテンプレートを元に作成でき、カスタマイズも可能です。

さらに、幅広いデータをSAPデータと組み合わせられることもポイントです。DASにはウイングアーク1stのデータ分析基盤「Dr.Sum」が組み込まれていて、データベースとしてSAPデータだけでなく、Excelのデータを取り込むことが可能です。その他にも、IoT機器のデータや作業日報などを活用することで、支店や現場単位で利用している情報も踏まえて、データ分析が実現できます。

なおコストパフォーマンスのよさも、忘れてはならない特徴の一つです。



SAPデータはもちろん、さまざまなSAP ERPデータを抽出可能な「Qlik Replicate」

 

――「Qlik Replicate」について詳しく教えてください。

 

佐土原:「Qlik Replicate」はSAP ERP標準機能であるSAP Extractorを元に、Qlik Replicateを介してデータ抽出を行っています。SAP ERPのテーブル情報をフルロード及び差分抽出が可能です。ログベースで抽出するため、リアルタイムに近い抽出が可能で、さらに他のツールよりもSAPサーバーへの負担が少ないというメリットがあります。また、抽出に伴う設定作業は、GUIによりノンプログラミングで実現可能なことも特徴です。

池澤:Qlik Replicateに関しては、佐土原さんの説明の通りだと思います。さらに、SAPからデータを抽出した後の留意点として、SAPシステムはデータの持ち方に特徴があるという点です。SAP S/4HANA以降は従来よりもシンプルな構成となりましたが、マスタデータの確認には属性データを組み合わせる必要があったり、どのデータを紐づければよいのかといった判断をしたりと、独特の複雑さがあるのです。

このためデータの抽出にはSAPシステムに深い知識を持った技術者と開発工数が必要でしたが、「Dr.Sum」であれば誰でも容易に抽出できます。

田口:「Dr.Sum」は日本人好みの作りをしていると思います。SAPシステムには、SAP用語ともいえる一般にはわかりにくい名称が多く、データを持ってこようと考えた場合にこれが一つの壁になっていました。しかし「Dr.Sum」は、使いやすさを追求しているため、これらを日本語化して表示することで使いやすさを押しだすことができると考えています。

Dr.Sumを導入している企業に話を聞くと、多くの企業が「よく使っている、自分でできるのがいい」といった話をされます。DASはすべてのデータがそこにあり、容易な操作で迅速なデータ利活用が可能。これが導入先の企業だけで行える点こそ、最も大きなメリットなのではないでしょうか。



柔軟なカスタマイズを実現したMotionBoard+Dr.Sum Datalizer

 

――DASではどのようデータ分析ができるのか教えてください。

 

佐土原:データ活用の目的は、利用する職層によって目的が大きく変わります。

例えば、経営層は「意思決定に必要な財務状況を確認したい」、管理職層は「部下の活動状況をモニタリングし、フォローしたい」、業務の担当者は「自身の取引先の実績や商談のステータスを確認したい」といったことが挙げられます。DASでは、これらの目的を踏まえ、BIツールの使い分けを行っています。

DASでは、「MotionBoard」と「Dr.Sum Datalizer」の2つのBI機能を利用して分析を行います。MotionBoardは情報をチャート形式でグラフィカルに表示できるBIダッシュボードで、意思決定に必要な情報を直感的に判断することが可能なため、経営者向けの可視化・分析を実現します。

Dr.Sum Datalizerは、情報を台帳や明細表形式で表示するため、詳細な確認に有効的です。表示項目の追加や検索条件の設定、ドリルダウンによる深堀り分析が容易に可能なため自身の用途に合わせたいといった、管理職層・業務担当者の方に柔軟にご利用いただける機能となります。

なお、ダッシュボードやレポートに関しては、トータルで約70種類の豊富なテンプレートをご用意しているため、一から設計いただく必要はありません。

石橋:もしMotionBoardなどが存在しない場合には、社内の情シスなどに見たいデータや分析方法について、カスタマイズを依頼することになるでしょう。もしここで調査や開発を実現できれば、数日などでデータ分析ができるかもしれませんが、そうでなければベンダーに依頼することになり、時間はもちろんコストも掛かります。

DASであれば導入先の企業だけで、しかも担当者だけで実現できます。これにより担当者の意思決定や、ビジネスそのものも加速できるといえるでしょう。これまで簡単には実現できなかった「少し変えたい」が、DASなら可能なのです。



――DASはどんなタイミングで導入するのでしょうか。

 

佐土原:SAP S/4HANAへの移行時や、ERP移行プロジェクトが完了し落ち着いたタイミングで実施いただくケースが多いと考えます。また、BWの再設計時であったり、移行後に利用できなくなる旧環境のデータを、アーカイブとして利用する目的で利用したいというお声もあります。



データ活用にお悩みの企業はぜひお問い合わせください

 

――データ活用に悩む企業にメッセージをお願いします。

 

石橋:ウイングアーク1stと私たちは多くの場面を一緒に歩んできました。これからも共に、ウイングアーク1stの製品はもちろん、SAP製品と周辺ソリューションを組み合わせたさまざまな提案を行っていきたいと考えています。もしSAPシステムのデータ活用や移行などにお悩みなのであれば、私たちにご相談ください。

佐土原:私たちは20年以上に渡り「Dr.Sum」「MotionBoard」を通じて、データ活用分野でユーザーの課題解決に全力を注いだ結果、日経コンピュータ2024年9月5日号顧客満足度調査2024-2025データ分析・利活用支援ソフト/サービス部門位で3年連続1位を獲得しました。こうした実績を元に、必ずや良い提案を行えると自負しています。DASの導入はもちろん、導入後の利活用まで、ぜひ伴走させてください。

 

パートナー企業

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ウイングアーク1st株式会社

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