選択的データ移行「BLUEFIELD™」で
SAPプロジェクトのお悩みを解決し成功に導く
SNPのデータ移行ソリューションCrystalBridge
SAP S/4HANAマイグレーションPJ企業が抱える3つの問題とは
いまSAP S/4HANAへのマイグレーションを検討しているものの、あと一歩が踏み出せない企業は多く、その理由は大きく3つあると思います。
1つ目は「プロジェクト予算が想定よりも大きい」という点です。 調査によると、SAP S/4HANAへのマイグレーションプロジェクトに対して想定している予算よりも、コストが超過する傾向にあり、こうした問題からマイグレーションを先送りにしている企業も少なくありません。
2つ目は「ダウンタイムが確保できない」という問題です。SAP S/4HANAへのマイグレーションに伴って本番環境が長時間停止することは、ビジネスが停止することと同義です。ダウンタイムを確保できない企業は多く、マイグレーションに踏み出せない一因となっています。
最後に「すべてのデータではなく一部のデータを移行したい」という要望です。調査によると、古いデータなどは移行しないなど、一部のデータのみを移行したいと考える企業は多くあります。
最も多く経験を持つSNPが提供する選択的データ移行「BLUEFIELD™」
これまで多くの企業がSAP S/4HANAへのマイグレーション時に取るアプローチは、データを移行せずに新たな環境を構築するGreenFieldと、すべてのデータを新たな環境に移行するBrownFieldを採用していましたが、残念ながら先に紹介した企業の課題や要望を満たすことは叶いませんでした。
そこで私たちが提案するのが、選択的データ移行「BLUEFIELD™」です。BLUEFIELD™は、SAP S/4HANAに対して必要なデータだけを選択して移行するアプローチで、SNPのデータ移行ソリューション「CrystalBridge」を利用して実施します。私たちSNPは、SAPシステムにおける選択的データ移行方式において、77%のグローバル市場シェアがあり、世界中で15,000以上のプロジェクトを実施してきました。いわばSAPシステムのデータ移行という分野において、世界で最も経験を持つ企業なのです。
先に紹介した、SAP S/4HANAへのマイグレーションに対して一歩が踏み出せない企業も、選択的データ移行BLUEFIELD™を採用することで、抱える課題や要望が解決でき、スムーズなマイグレーションを実現できるのです。
データの移行時間を短縮し掛かるコストを大きく削減
つぎに企業が抱える課題や要望を、BLUEFIELD™がどのように解決できるのか紹介いたします。まずプロジェクト予算が想定よりも大きいという問題です。
まず当初想定よりもコストが大きくなるのはSAP S/4HANA移行にかかる工数が想定より大きくなり移行スケジュールも長くなることがあるからです。この一因としてデータ移行に要する期間が長くなるという点もあげられます。ECC6.0とSAP S/4HANAではテーブル数やモジュールに違いがあるため、データの変換とそれに伴って移行データのテストが必要になります。このテストやエラーへの対応にかける工数はプロジェクト全体に対して小さくない割合を占めています。
SNPソリューションはこのデータ移行に関わるテスト等含めてプロセスを自動化、標準化しているため、データ移行スケジュールを短縮することができます。シンプルな全データ移行のシナリオであればSNPが標準的に要するデータ移行の期間は7ヶ月間です。
効率的な切り替え作業を実現しダウンタイムの最小化を実現
選択的データ移行であれば、ダウンタイムの最小化も実現できます。SAP S/4HANAへのマイグレーションでは、最終的に本番環境にデータを移行する際に、システム全体を停止する必要があります。このシステム停止期間(ダウンタイム)中は、基幹システムの利用が一時的にできなくなります。通常ダウンタイムは数日からデータ量が多く長い場合1週間以上かかる場合もあり、企業によってはそのように長い期間のダウンタイムを許容することは出来ず、ダウンタイム問題でSAP S/4HANA移行が出来ないというケースもあります。
しかしSNPを利用すれば、ダウンタイムを短縮し、土日のみやより短い期間での切り替えも可能です。これは、SNPソリューションを用いたデータ移行ではダウンタイム時に行わなければならない作業が削減されるということがあります。また、最新データ以外のデータを先んじて転送しておき、切替時には最小限の最新データのみを転送するといったニアゼロダウンタイムというオプション機能を利用いただくこともできます。
必要なデータだけを移行しSAP S/4HANAの維持コストも削減
SAP S/4HANAにすべてのデータを移行するのではなく、ある期間以上の過去データは移行しない、ある事業に関しては移行しないといった場面でも、SNPを利用していただけます。SNPの選択的データ移行であれば、必要なデータのみを移行できるからです。
移行するデータ量を減らすことは、一部のデータだけを移行したいという要望に答えられるだけでなく、2つの大きなメリット生みます。
まずプロジェクト期間の短縮です。データサイズが大きければそれだと関連工数が発生し、数テラバイトのデータを取り出し転送するだけで、多くの時間が掛かってしまいます。選択的データ移行で必要なデータだけを転送すればデータサイズは小さくなり、当然転送時間や付随する作業の期間も短く済むのです。
つぎにSAP S/4HANAへ不要なデータを持っていかなくて済むということです。SAP S/4HANAはインメモリで動作しますが、大量の不要データを移行した場合その分のハードウェアも必要になってしまいます。SAP S/4HANAへ不要データを移行しないことでSAP S/4HANAのパフォーマンス及びランニングコストを適正化することにつながります。
選択的データ移行で、PJのコンパクト化=コスト削減を実現
マイグレーションのアプローチに選択的データ移行を採用すれば、SAP S/4HANAマイグレーションプロジェクトをコンパクトにできます。これはスケジュールの短縮が実現できることを意味し、結果的に大きなコスト削減を成功させられるのです。
今回紹介したお悩みを持ち、SAP S/4HANAへのマイグレーションを躊躇しているのであれば、ぜひSNPのデータ移行の採用をご検討下さい。企業の大小を問わず、世界で7割以上の選択的データ移行プロジェクトを成功させた私たちが、お手伝いいたします。