top of page
P2.jpg

SAPシステムと周辺システムを冗長化し可用性を高める
サイオステクノロジーの「LifeKeeper」
SAP S/4HANAへのマイグレーションに冗長化という付加価値をプラス

SAPシステムは止められないがシステム障害はゼロにできない

 

生産管理や販売管理、在庫管理などビジネスの基幹を担うSAPシステム。もし不測の事態によって稼働が停止してしまうと、企業に与えるダメージは計り知れません。だからこそSAPシステムには、基幹系にふさわしい水準の障害対策が必須です。

そもそも何故システムの停止、すなわちシステム障害は発生してしまうのでしょうか。システム障害は大きく分けると、サーバーの障害とソフトウェアの障害という、2種類の原因で発生しています。まずサーバーの障害は、サーバーを構成するハードウェアである、CPUや電源などの故障などに起因して発生。そしてソフトウェアの障害はメモリやストレージの容量不足や設定ミスなどが原因として挙げられます。このため、SAPシステムの障害対策は、この両面に対応する必要があるのです。また、復旧スピードも重要なポイント。システム障害を完全に無くすことは不可能ともいえるため、例えば障害が起きても人の手を介さずに、自動的に復旧できる仕組みを備えるといった対策が肝になります。

サイオステクノロジーが考える、基幹系にふさわしい水準の障害対策とは、サーバーとソフトウェア両面に対応した、システム障害の自動検知機能と、自動復旧です。とくに自動復旧は、基本的に数十秒から数分の間に基幹システムを復旧させ、業務が滞ることを防ぐ必要があります。



HAクラスター「LifeKeeper」でシステムを冗長化&可用性向上

 

こうした障害対策に最も適しているのが、SAPシステムの構成を冗長化することで、高度な障害対策を実現できるHAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」です。

HAクラスターは、複数台のサーバーを相互に接続して連携構成とすることで、システムを冗長化し、システムの可用性、すなわち継続して稼働させる能力を高める仕組みです。稼動系に障害が生じた場合には、最小限のダウンタイムで待機系へと自動的に切り替えるため、システムのダウンタイムを短縮でき、ビジネス損失を最小限に留めることが可能です。サイオステクノロジーのLifeKeeperは、 さまざまなメリットを持ち合わせています。

まずLifeKeeperは、少ない工数で効率的に冗長化構成を構築可能というメリットがあります。従来、HAクラスターによる冗長化構成の構築、そしてソフトウェア監視などには、コマンドラインの利用やスクリプトの記述といった、高い技術的なノウハウが必要でした。私たちのLifeKeeperでは、こうした作業をGUIで実現。直感的な操作で効率的な構築を実現しています。

さらにクラウド環境への豊富な導入実績も、LifeKeeperの大きなメリットといえます。これまでHAクラスターは、オンプレミスの環境において利用することが多く、クラウド環境への実装はあまり例がありませんでした。一方で私たちは、早い段階からクラウド環境への対応をはじめ、2017年からは本格的にパブリッククラウド上でのサービスを開始。すでにAWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなどの大手クラウド環境に対し、多くの導入実績があります。

LifeKeeperがサポートに優れていることも、導入のメリットです。例えばオープンソースのHAクラスター製品では、サポートを受けるといった場面では、高度な技術的知識を前提としたやりとりが必要になるケースが多くあります。 LifeKeeperはサイオステクノロジーによる国内での手厚い製品サポートを行っているため、安心してご利用いただけます。

安心という点においては、GUIによる操作が可能なこともメリットのひとつです。例えばオープンソースのHAクラスター製品では、障害発生時の切り替えは自動で行われても、切り戻しにはマニュアル操作が必要となることもあり、利用にはソフトウェアの知識が必要となるためオペレーターの負担は大きくなることも少なくありませんでした。 しかしLifeKeeperは切り戻し作業もGUIで直感的に作業可能ですから、オペレーターの負担が軽減でき、作業も迅速に行えます。

加えてLifeKeeperには、単一障害点となるSAP NetWeaverや、インメモリデータベースであるHANAについても、冗長化して保護できる、専用のオプション・リカバリキットを用意しています。これらもすべて、GUIでの操作で構築できるため、制御スクリプトの開発は必要ありません。(※一方でLifeKeeperは、制御スクリプトを独自に開発して組み込んで使うことも可能です。用途に合わせて使い分けることができます)



SAPシステムだけでなく周辺システムにも対応

 

基幹システムの可用性を考えた場合、対応すべきはSAPシステムだけではありません。その周辺システムも大切な基幹系であるため、SAPシステムと同等の障害対策を行う必要があるのです。とくにSAPの周辺システムとして使われることの多い、ジョブ管理のJP1/AJS3、ファイル連携のHULFT、帳票のSVFなどといったシステムは、夜間処理などの重要な役割を担っているため、障害対策が欠かせません。

LifeKeeperはこれらの周辺システムの冗長化にも対応しているほか、先述したSAP NetWeaver、SAP HANAなどにも対応。その需要は高く、多くの企業・システムへの導入実績があります。

なおRise with SAPを採用される場合、SAPの障害対策はRise with SAPの中で実現するのでLifeKeeperが必要になることはないが、周辺システムはRise with SAPでは対応できないため、LifeKeeperによる冗長化が有効です。



SAP S/4HANAへのマイグレーションに冗長化による安心という付加価値を

 

企業がビジネスを行う上で、停止させることはできないSAPシステムと、その周辺システム。これらのシステムに安心という価値をプラスするためには、SAPで実績豊富なHAクラスター製品のLifeKeeperの導入がおすすめです。LifeKeeperの導入により、その障害対策のレベルを大幅に向上できるかに他なりません。

とくにいま、S/4HANAへのマイグレーションなどを検討されているのであれば、同時にLifeKeeperの導入をぜひご検討ください。御社のSAPシステムに「冗長化による安心」とう付加価値を加えられるはずです。

パートナー企業

P4.jpg

サイオステクノロジー株式会社

ソリューション紹介_お問い合わせ.jpg
bottom of page