![P2.jpg](https://static.wixstatic.com/media/501684_544d1d0d40c24fa687443a8192dabaa4~mv2.jpg/v1/fill/w_1268,h_185,al_c,lg_1,q_80,enc_avif,quality_auto/P2.jpg)
あらゆるドキュメントデータを統合管理するクラウドソリューションに
極めて簡単にかつセキュアに情報を呼び出す対話式の生成AI機能が登場
OpenText Content Aviator
あらゆるデータを一元管理するNo.1クラウドソフトウェア
OpenTextは、SAP社にさまざまな拡張ソリューションを提供するソフトウェア会社です。SAP社のNo.1クラウドソフトウェアパートナーであり、日本国内では500社以上、グローバルでは1万2000社以上がSAP製品と組み合わせて弊社のソリューションを利用しています。
たとえば、SAP社では「SAP S/4HANA」という「構造化データ(会計情報、販売情報、購買情報といった業務データ)」を管理する超高速なデータベースを持つERPを提供していますが、その構造化データというのは、企業が持っているデータ全体で見ると20%に過ぎません。従来は、そのデータを分析してインサイトを得ようしていましたがほんの一部に過ぎませんでした。ただ、デジタル化が進み、より効率性が求められる社会においては残りの80%ある「非構造化データ(サイロ化されているさまざまなドキュメントデータ)」の活用が重要になってきます。単純にそのデータ量が膨大であるというだけではなく、非構造化データには、構造化データと密接に関連し、そのエビデンスとなるデータとしても重要です。
弊社が提供するソリューション「SAP Extended ECM by OpenText」は、その構造化データと非構造化データを連携する統合管理を実現します。2つのデータをシームレスに利活用できるようにすることで、SAP製品の価値をより高め、30%以上のDX化(業務効率化)を提供することができます。しかも、SAPにとどまらずMicrosoftやSalesforceなどの業務アプリとの連携にも対応しています。OpenTextが提供するソリューションで、業務アプリで利用されているドキュメントデータを、効率的に統合管理できるというのは大きなメリットになるでしょう。
「実用」を後押しする正確性が高くセキュアなAI
では、「SAP Extended ECM by OpenText」によって統合された様々なドキュメントデータをどのように活用するのか。その答えの一つが、対話型の生成AI「Content Aviator」です。
ちなみに、日本における生成AIの業務利用率は4.2%。一方米国は15.4%と、3倍以上の差があるとされています。要因として、回答の正確性や信頼性の低さ、いわゆるハルシネーションへの懸念や、組織が持つデータが適切に利用できないことなどがあげられます。それを解決する方法は、ソースとなるデータをクリーンかつセキュアに統合管理するほかありません。
その点、「Content Aviator」からの回答は業務で利用されたドキュメントデータに基づいたものですので、信頼性が極めて高いのが特徴です。しかも、AIが学習に使用するドキュメントデータはLLMエンジン内には置かず、SAP Extended ECMクラウドの顧客テナント内で管理されます。つまりドキュメントデータがLLMエンジンの学習には使われないため、生成AIの利用時に懸念される、業務情報の漏えいなどの心配もないのです。
「ChatGPT」「Microsoft Copilot」といった生成AIの利用が社員の裁量に委ねられている場合、業務利用するドキュメントデータをアップロードしてしまいパブリックに公開される、といったトラブルも考えられます。社内の業務プラットフォームとして利用できる生成AI「Content Aviator」の導入は、そういった不要なリスクを排除するのにも役立つでしょう。また、ドキュメントデータの権限は高度に管理できるため、たとえば経理部が人事部のデータにはアクセスできないなど、社内におけるセキュリティ対策も万全です。
ドキュメントデータの真の価値を生成AIによって最大化する
「Content Aviator」の役割は、生成AIによってドキュメントデータへのアクセスを効率化させるだけではありません。これまでサイロ化されていたせいで分析、分類しづらかったドキュメントデータから「ナレッジ情報」へ昇華させることができます。生成AIとの対話によって業務に必要なナレッジを簡単に得られることは、情報活用を促進し、日々の業務をサポートしてくれる相棒のような存在になります。
個人への結びつきが強いドキュメントデータは、これまで価値を見出す手段が少なかったため、散在し忘れられたりするなど、いわばダークデータ化していました。しかし、生成AIがその“手段”となり、ドキュメントデータからビジネスインサイトが得られることがわかってきたため、価値の逆転が起こっています。
利用ケースとしては、たとえばR&Dの場合「特許書類」「設計書」「報告書」などから設計製品のリスク分析や、調達の場合「契約書」「仕様書」「ESG文書」から取引先の評価を簡単に行う、といったものが考えられるでしょう。いずれも、大量にあるドキュメントデータを人が探したり読み込んだりする必要はなく、生成AIと対話するだけで作業が完結します。
Content Aviatorの使い方は、一般的な対話型生成AIと同様です。ある取引先の購買契約を閲覧しているSAP ERPの画面から、Content Aviatorを呼び出し、チャット欄に「何を購入しましたか?」と入力すると、SAP Extended ECMに保存されている契約書等から情報を抽出し「購入したのは以下の商品です。『A』『B』『C』」といった回答を得られます。続いて、「誰が承認しましたか?」「商品の保証について記載はありますか?」などと質問することで、より詳細な情報を確認することが可能です。さらに「どの資料に記載がありますか?」と聞けば、ソースとなる資料の提示もしてくれます。もちろん、資料の要約にも対応しています。
こういった例を提示すると、ドキュメントが大量にある場合に威力を発揮する機能だと理解する方もいるでしょう。しかしドキュメントが少ない場合でも、ファイルを開く手間すらない、雑多な内容を読み込む必要がない、というのは極めてスムーズな体験です。
ちなみに、Content Aviatorに搭載のLLMエンジンは現在38言語に対応しています。そのため、ソースとなるドキュメントが英語であってもそれを認識、翻訳し、日本語で回答してくれます。またドキュメントデータにOCRをしておくことも、複合機でスキャンされたドキュメントなどからもテキスト情報を抽出することが可能です。
![](https://static.wixstatic.com/media/501684_5fbf5f7b58524941809d25231fdceb65~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_449,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/501684_5fbf5f7b58524941809d25231fdceb65~mv2.jpg)
停滞が見える「ビジネス効率化」AIによる非構造化データの活用がカギ
さまざまなドキュメントデータを業務ナレッジに昇華し、人に依存していたナレッジを誰でも使えるようにすることで、Content Aviatorはイノベーションを加速します。保険、不動産、医療、金融、製造と幅広い業種でご利用いただけますし、人事、顧客サービス、調達、営業、R&Dと部門も問いません。
また、Content Aviatorは、ユーザの皆様からの声によってアップグレードを続けています。たとえば、初期のバージョンはLLMのエンジンにGoogleのVertex AIを採用しています。今後は、お客様が利用するLLMエンジンを選択できるよう、柔軟なアーキテクチャで構成されています。また、SAP JouleやSalesforce Einsteinと統合して、統一化されたエクスペリエンスを提供することも計画されています。
今後も、ビジネスはドキュメントから逃れることはできません。ただ、冒頭でお話しした非構造化データの割合は、デジタル化に伴い益々増加しており、約70%は活用できない状態にあると言われています。
また、さまざまな企業情報活用のツールが登場していますが、そのほとんどは約20%の構造化データにアプローチするものです。しかし我々は、約80%を占める非構造化データに着目し、その活用を促してきました。OpenTextのソリューション、特に生成AI機能が搭載されたSAP Extended ECMは、今後のビジネス効率化を革新する鍵なのです。
![](https://static.wixstatic.com/media/501684_647213942f3d45d0be83a90f4ee94467~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_552,al_c,q_85,enc_auto/501684_647213942f3d45d0be83a90f4ee94467~mv2.jpg)