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創業100周年を迎える寺崎電気産業が決断した
基幹システムのクラウド化と次世代基幹システム検討プロジェクト
成功のカギを握るのは27年間共に歩んだコベルコシステム


持続的な成長を目指して、基幹システムのクラウド化を決断

 

寺崎電気産業は、船舶・産業・医療分野において世界トップレベルの電気エネルギー制御技術で各種配電制御システム、船舶用機関監視制御システムや医療機器等を手掛ける配電制御システムメーカーだ。同社は基幹システムをオンプレミスで運用してきたが、OSやデータベースなどの保守期限が迫っていた。そこにハードウェアのリプレイスタイミングも重なったことで、今後オンプレミスで運用を続けるか、クラウドへ変更するか検討することとなった。

ちょうどその頃、寺崎電気産業は社内のDXを進めようと動き始めていたものの、思うように進められないというジレンマを抱えていた。基幹システムを担うオンプレミス環境は、運用に技術者のリソースを多く割く必要があり、DXに必要な人材が不足していたことが理由だ。

寺崎電気産業は、仮にオンプレミスのままインフラを更改した場合、これまでと同様に、ハードウェアの保守に人員が振り回され、DXは進まないと判断。さらに次世代の基幹システムについても、オンプレミスでの運用にも懸念があった。同社は、次世代の基幹システムとしてSAP S/4HANAを検討しており、オンプレミス環境では柔軟なリソース管理や変更対応などに限界があると考えたからだ。

これらの理由から、同社は基幹システムのインフラをクラウドに変更することを決断した。SAP S/4HANAでの運用を見据え、柔軟かつ迅速にリソースを変更できる点や、運用保守に関するリソースを減らせる点において、クラウドが優れていると判断したのだ。

こうしてクラウド化に舵を切った寺崎電気産業は、次にクラウドベンダーの選定を行った。その中で、Microsoft AzureがSAPシステムのプラットフォームとして最も多く選ばれていることを耳にする。そしてMicrosoftが実施しているS/4HANAとMicrosoft AzureによるDXの取り組みを知り、同クラウドがSAP S/4HANAと親和性が高いと評価。結果、Microsoft Azureが新たなインフラとして選ばれた。

 


コベルコシステムのサポートで成功したクラウド化プロジェクト

 

クラウド化プロジェクトは、コベルコシステムと進められた。コベルコシステムを選定した理由はいくつかある。

まずコベルコシステムは、寺崎電気産業が基幹システムとしてSAP R/3を利用し始めた1996年から27年間、運用保守を担っていた点だ。SAP R/3のバージョンアップやコンサルティングだけでなく、SAP ERPアプリケーション運用・保守サービス(AMS)による日々の運用により、寺崎電気産業の基幹システムの中身や使われ方を最も熟知していることが、もっとも大きな決め手となった。

また両社の長いパートナーシップの中で、しっかりとしたコミュニケーションが図れることを実感していた点や「腹を割って話せる」ことも、選定のポイントとしている。

2022年4月にコベルコシステムと共に開始した、基幹システムのクラウド移行プロジェクトは、2023年1月に完了した。大きなトラブルは無かったものの、技術的な部分で苦労があったと情報システム部の社頭氏は振り返る。

ひとつは利用予定だったAzureのリージョンがリソース不足で選択できなくなったトラブル。もう一つは本社と子会社間においてネットワークセグメントの重複が発見され、同一の仮想マシン上にシステムを設置できないトラブルが発生したのだ。

これについて社頭氏は「発生した技術的なトラブルは複数社を跨ぐ問題であり、意思疎通が大変でした。しかしコベルコシステムが率先してMicrosoft社やSAP社などとコミュニケーションや調整を図ってくれ、迅速に問題解決に導いてくれました」と語る。

 



基幹システムのクラウド化で得られたメリットと「未来の土台」

 

クラウド化実現による、大きなメリットとして寺崎電気産業が挙げたのが、情報システム部が常に抱えていた、システム運用のプレッシャーからの開放だ。

情報システム部はこれまで24時間、いつ発生するかわからない障害対応や、ハードウェア管理に備える必要があったが、クラウド化とコベルコシステムによるインフラ運用サポートにより、プレッシャーから開放された、さらに時間的余裕も生まれたのである。

「情報システム部では、これまで実現できていなかった社内DXや、IT化促進といった、未来思考の改善テーマを進めています。今回のクラウド化は、時間や人材をこうした取り組みに割り当てることが可能になった点や、DXという『未来に向けた土台』が構築できたこと、そして次世代基幹システムの検討に向けた条件が揃ったことがメリットです」と社頭氏は言う。

 


次世代基幹システムに求められる投資回収とベネフィット

 

クラウド化プロジェクトを成功裏に収めた寺崎電気産業は、現在、本丸ともいえる次世代基幹システム検討でS/4HANA採用を軸にプロジェクトを進めている。このプロジェクトもクラウド化プロジェクト同様にコベルコシステムがパートナーだ。

S/4HANA採用を進めるにあたり、今後は内部統制の手続きの変更や業務負荷の増加へとつながらないように、影響を最小限にすべく企画フェーズを実施している。

順調に進んでいると思われる次世代基幹システムの検討のプロジェクトだが、課題もあるという。それはベネフィットである。既存の基幹システムは、過去2回のバージョンアップにおいて、同時に業務改善を実施することで効果を創出することができた。しかし、今回S/4HANAを検討するにあたっては、業務改善はやりつくした感があり、以前のように投資回収効果を見込めないと考えているからだ。

そのため、次世代基幹システムの導入完了後にベネフィットを出し、投資回収を早期に実現するため、プロセスマイニングやDXに繋がる新たなシステム・サービスの導入も検討している。基幹システム導入後の投資回収の短縮やベネフィット出しについて事例を多く保有するコベルコシステムが、企業ニーズに適合した具体的な提案を寺崎電気産業に対して行っている。

 


コベルコシステムと共に目指す次の100に向けた持続的な成長

 

今年100周年を迎える寺崎電気産業は、次の100年に向け持続した成長を続けるために、基幹システムとその運用保守が重要だと考えている。そしてDXやそれに向けたIT化も重要であり、クラウド化、そしてそれらを支える基幹システムとしてのS/4HANAはその未来を見据えた土台となると考えている。基幹システムの運用保守において、コベルコシステムを選んで良かったと話す社頭氏は、最後にその魅力を語ってくれた。

「解決策が見つからないといった場合に、担当営業やAMSセンターに相談すると、ヒントをくれ、背中を押してくれます。そこには自社で取り扱う製品以外のソリューションを含む提案もあります。それに加えて迅速性と高いコミュニケーション力。コベルコシステムは、これからも共にベネフィットを追求していけるパートナーとして頼りにしています」

いま自社内に、DXや運用保守、S/4HANA化におけるベネフィットについて課題を持っているのであれば、まずコベルコシステムに相談してみてはどうだろうか。必ずや力になってくれるはずだ。

 


取材を終えて、パートナー企業とともに

(左からコベルコシステム 内村氏、寺崎電気産業 社頭氏、コベルコシステム 福林氏)


導入企業

 

寺崎電気産業株式会社


2023年10月で創業100周年を迎えるグローバルに船舶や産業用向けの配電制御システムや配線用遮断器・ブレーカ等の製造・販売を手掛けているメーカーで、会社規模としては、資本金は12億36百万円。東京証券取引所 スタンダード市場上場。

「船舶用システム製品」「産業用システム製品」「機器ブレーカ製品」「メディカルデバイス」「エンジニアリング及びライフサイクルサービス」の5つの製品グループを柱に、お客様に安全、安心、そして快適をお届けし、人類社会に貢献することを弊社の使命と捉えて企業価値向上に努めている。

パートナー企業

 

コベルコシステム株式会社


URL:https://www.kobelcosys.co.jp/

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