2020サポーターソリューション
三井情報株式会社
「MKIマネージドサービス for SAP S/4HANA®」実績豊富なマネージドサービスをベースにMicrosoft Azure移行とSAP S/4HANA®コンバージョンを実現
2025年あるいは2027年を前にSAP S/4HANAへのコンバージョン、クラウド環境への移行を検討している企業に、SAP S/4HANAコンバージョンからクラウド移行、保守運用までワンストップでサービスを提供します。
🔸3つのPoints
マイクロソフトとの強固なパートナーシップをベースにAzure の最新機能を提供
構築からバックアップ、監視などの必要事項がパッケージ化されているため、情報システム部門の負荷を大きく軽減
Azureの特徴を活かし、ディザスタリカバリ環境もリーズナブルに提供可能
🔸マイクロソフトと共にAzure開発に取り組む
三井情報株式会社(以下:三井情報)は三井物産の情報システム部門が独立し1967年に誕生しました。現在は日本だけでなくイギリス、アメリカ、シンガポールに拠点を持ち、アプリケーション、インフラ、クラウドサービス、コンサルティングなど、ITライフサイクル全般のサービスを提供しています。
アメリカではニューヨーク、シアトル、ヒューストン、シリコンバレーの4都市に拠点を構え、中でもシアトルにおいてはマイクロソフトとの強固なアライアンス体制があります。仮想基盤であるHyper-Vの時代から直接コミュニケーションし、機能の追加や改善要望を出して密な関係を築いてきました。Hyper-VからAzureへと展開されていく中では、当社のメンバーがマイクロソフトの開発チームと連携し、製品検証や検証結果のフィードバックをする取り組みがありました。当社は最新の機能をキャッチアップしてノウハウを蓄積し、マイクロソフトはリファレンスユーザーである当社のフィードバックを通じて修正、改良を施すなどして協業してきました。
オンプレミス環境でアプリを実行し、データセンターでAzureサービスを実現するAzureの拡張機能「AzureStack Hub」でも、利用者目線に立った改善要望を出す「モノ言う利用者」として積極的に貢献しています。日々の運用で得た改善点や機能要望、ユーザーからいただいた要望もマイクロソフト本社の開発チームに継続的にフィードバックを行なっています。
これらAzureに対する多くの知見、数百VMを構築している経験や実績、さらに大規模ユーザー、大規模システムの豊富なノウハウがあること、そしてオンプレミスからクラウドへの移行といったソリューションも提供できることが当社の強みです。オンプレミスからクラウドへのSAP製品の移行を検討しているユーザーにとって、これらの経験に基づいたサービスを利用できることは、大きなポイントと言えるでしょう。
🔸マイクロソフトユーザーならAzureが最適
当社が取り組んでいる「MKI マネージドサービス for SAP S/4HANA®」は、SAPとAzureの知見を融合したインフラレイヤーのマネージメントサービスです。日本ではマイクロソフト製品の利用率が高く、多くの企業でWindows PC やWindows Server、Office 365などが採用されています。これら主要システム群と親和性が高いこともAzureをご利用いただくメリットになると考えます。
「MKI マネージドサービス for SAP S/4HANA」は、SAP Solution ManagerやSAP router、運用監視、バックアップなど、SAPを使用するために必要な機能を標準提供します。インフラレイヤーに要求される事項を標準提供するため、ユーザーはゼロから検討、構築する必要がなく、時間とコストを削減でき、よりアプリケーションの開発や改善に注力できるようになります。
また、運用監視、バックアップといった機能群は、継続的に進化し続けていくことを目的にAzureのサービスを最大限に活用しています。これらの機能は専用ソフトウェアを使用している事例が多いですが、クラウドサービスを使うことで、機能強化や製品保守対応が容易になる点も、本サービスの強みです。
さらに2025年あるいは2027年のSAPの現行バージョンの保守切れによって発生するであろうSAP S/4HANAへのコンバージョンにも対応。SAPの基幹システムをオンプレミスからクラウドへ移行するサービスとSAP S/4HANAコンバージョンを合わせて対応することでお客様のIT投資を最適化することが出来ます。
🔸導入実績からさらにバージョンアップを続けていく
これまですでに、日本では事例の少ない大規模ユーザーの事案において、SAP ECC6.0からSAP S/4HANAコンバージョンとAzure移行を実施した実績があります。第一弾は、三井物産様の海外基幹システムのSAP S/4HANAコンバージョンプロジェクトでした。約40カ国、3,500名が利用する大規模なシステムで、SAP S/4HANAへのコンバージョン、オンプレミスからAzureへの移行を約1年のスケジュールで同時に実施しました。このプロジェクトで経験した知見が、「MKIマネージドサービスfor SAP S/4HANA」の基盤となりました。
続く稲畑産業様のプロジェクトは「MKIマネージドサービス for SAPS/4HANA」を初めて提供した事例です。これまでのノウハウを十分に活かし、SAP S/4HANAコンバージョンとAzure移行のプロジェクトを約9ヶ月で実施し、安定稼働しています。
また、現在行なっているプロジェクトでは、当社の標準サービスに加えてお客様の要望を取り込み、かつ日々追加されるAzureの最新機能を取り込んだ基盤を提供しています。経験と最新技術により、進化を続けていくことが、このサービスの特徴と言えます。
🔸2027年に向けて、ワンパッケージで移行を推進
三井情報では今後もマイクロソフトとの協力体制のもとで、Azureの最新機能を調査・検証し、継続的に進化し続けるサービスを作っていくことを目指しています。製品開発部隊と直接コミュニケーションし、AzureとSAP双方の知見を組み合わせることで、より魅力的なサービスを提供できると考えています。
SAPを使っている企業は国内に約2,000社。それらが2025〜2027年には保守切れを迎え、そのタイミングで多くのユーザーはオンプレミスからクラウドへ移行することが想定されます。しかし、現状でもSAP業界のリソースは枯渇しており、多くの企業で同時に移行作業が行われるとリソース不足は避けられないと言われています。そのとき、SAP S/4HANA へのコンバージョン、クラウドへの移行がワンパッケージで可能になる「MKIマネージドサービス for SAP S/4HANA」をはじめとしたサービス群は、より少ないリソースで高品質なサービスを提供できる心強いサービスと言えるでしょう。
日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 副事業本部長 業務執行役員 近藤 禎夫氏からのエンドースメント
三井情報様の「MKI マネージドサービス for SAP S/4HANA」を心より歓迎申し上げます。COVID-19 の影響下、多くの企業でクラウド活用の需要が急速に高まっています。本サービスは、Microsoft Azure の特長と、三井情報様がこれまでに培ったSAP S/4HANA の導入および保守・運用の知見を価値としてお客様に届けることができます。今後も両社のアライアンスを強化し、企業のデジタルトランスフォーメーションに貢献して参ります。