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2020活動紹介

Celonis株式会社

プロセスマイニング技術で
業務プロセスを可視化し、DXを実現する

あらゆる業務アプリケーションから業務フローを自動的に引き出すCelonisの技術。 


3つのPoints

  • 業務プロセスをSAPのデータから自動的に可視化

  • 機械学習などを使って負荷の高いプロセスを自動化して軽減

  • 継続してプロセスをモニタリングしてプロセスを最適化



🔸急成長を続けるユニコーン企業Celonis

Celonis 株式会社(以下:Celonis)は、「プロセスマイニング」と呼ばれる業務プロセスを可視化する技術を提供する会社です。 プロセスマイニングは、企業が利用しているソフトウェアからトランザクションデータ・変更ログデータ等を抽出して、現実世界では見えない業務プロセスを可視化する技術です。2000年頃に学問の世界で提唱され、ソフトウェアとして提供され始めたのは2010年代から。この10 年の間に、欧米を中心とした多くの企業がこの技術を取り入れ、業務改善を行うための道標として活用してきました。Celonisは2011年にドイツで創業し、プロセスマイニングを手がける企業の中でも最も大きなシェアを持っています。2019年には日本支社も開設され、SAPと協業体制も確立し、SAP S/4HANAへのマイグレーションを機に業務改善を図りたい企業での採用が続いています。



🔸プロセスマイニングで実現する可視化と業務改善

Celonisが提供するプロセスマイニングの手順は非常に簡単です。まず利用しているソフトウェアから業務データを抽出します。Celonisではすでに多くのパッケージソフトウェアに対応するデータ抽出のためのテンプレートを持っており、導入期間を短縮することが可能です。また例えばセールスフォースで受注管理を行っていて、出荷や配送はスクラッチ開発、会計部分にはSAPという風に別々に分かれていても、各ソフトウェアからデータのトランザクションと変更ログを抽出し、それらをまとめて一つの業務プロセスフローとして表示できます。 可視化された業務プロセスでは、ある業務がどのような工程を経ているかや、どの工程に何日かかっているかを表示できます。例えば発注手順では、発注−入庫−請求書照合−支払という工程を表示し、それぞれにどれくらいの時間がかかっているかが表示されます。さらに発注後に価格変更があった場合などイレギュラーな動きも表示され、業務に何日の遅れが出るかなども目で見て確認できます。もちろん一つのトランザクションフローだけでなく、発生しているすべてのパターンが可視化されるため、それぞれの動きについて追うことができます。 業務プロセスの可視化は、業務改善の最初の一歩です。業務プロセスの中で、無駄な動きや日数がかかりすぎている部分を確認し、改善のために何をすべきかを提示します。

最近ではRPAを使った業務効率化を行う企業が増えてきましたが、多くの場合現場のユーザーが「見えるところだけに」ロボットを散発的に作っている状況で、効果測定の観点では非常に曖昧になっています。Celonisを使うと業務プロセスの全体を見て同じ動きを繰り返す部分を見つけ、どこに何日かかっているからRPAで自動化しましょうという大局的な打ち手ができるようになります。 「プロセスの自動化」は欧米の企業でも主要かつ優先課題で、プロセスマイニングを使って更なる活用を図っている企業も多くあります。


そして現在多くの企業が取り組んでいる、複数部署、あるいはグローバルな業務プロセスの標準化の指標としても使うことができます。また様々な業務フローが見えてくることで不審な動きがあるかどうかを確認でき、内部監査部門によるコンプライアンス違反の確認に使うケースが欧米で増加しています。 主要な導入事例として、170年の歴史を持つ電子機器の製造販売会社 シーメンス社では、その長い歴史の中でプロセスが複雑化しており、無駄なコストの温床になっている、という課題を抱えていました。これを解消するため、2014年にCelonisを全マネージャーに「各部門のKPIを把握するKPIダッシュボード」として展開し、マネージャーはKPIダッシュボードから実業務のどこに問題があってKPIが悪化しているかを分析し、真因を潰すことでKPI改善を図る、というサイクルを実現しています。例えば毎年1,000万ステップ以上のマニュアル作業を削減することに成功しています。

国内事例では某通信会社で通信設備の設置工事を行うための工事プロセスを可視化し、現場のカイゼンに繋げようとしています。 Celonisを導入済みのお客様で最も活用している業務は購買や販売ですが、ここで見られるように、物流、工事管理、倉庫管理など業種業態を問わず、様々な業務のプロセスを可視化し、改善していくことができます。日本国内でももっと様々な業種や業務の事例を増やしていくことを目指しています。




  

🔸KPIの改善に向けて継続的に業務プロセスを見直す

業務プロセスの分析は1 度だけ行えばいいというものではありません。事業を行っていれば自然と業務プロセスは増えていき、どこかに改善できる部分が出てくるものです。Celonisでは業務プロセス全体のPDCAを回す形で、継続して業務を監視していきます。先行している欧米各企業では、一度改善した業務フローが複雑化しないように監視をしたり、効率化や自動化の更なる業務改善を進めています。

多くの会社は中計、年次ごとにKPI(重要業績評価指標)を決め、その達成を求めています。それに対して、各業務ごとの達成率はどれくらいになるのかを取っていくことは他のBIツールでも可能です。しかし出てきた数値に対して、各業務のKPIを達成していくには何をすればいいのかがわからない場合が多く見られます。Celonisのサービスはこの部分を、業務フローを可視化することによって改善を実現していくツールです。常にどこに改善できる部分があるのか課題を探し、改善を実施して、KPIの目標数値達成を目指します。

CelonisではSnapという無償のトライアル環境を提供しています。ユーザーがシステムを接続し、データを吸い上げて利用できるもので、データ容量や機能の制限はあるものの、こちらで事前検証することも可能です。



🔸プロセスマイニング本格導入元年 来年は更なる飛躍の年に

2020 年を日本のプロセスマイニング本格導入元年と位置付けるCelonisは、2021年を更なる飛躍の年と捉えています。既に公開されている日本での事例も増えてきており、特定部門での個別業務の最適化だけでなく、全社的な導入も出てきています。来年は更に多くのお客様にプロセスマイニングの価値を体感していただこうと考えています。 そして2027年を前に、SAP S/4 HANA へのマイグレーションが急増しています。多くの企業では単なるシステムマイグレーションではなくDXとBPRを絡めた業務プロセスの標準化と効率化を併せて取り組まれています。CelonisではSAP S/4HANAマイグレーションを強力に支援し、またプロジェクト目的達成に貢献できる準備があります。

一気に増えてくるこのタイミングで、業務プロセスの標準化と効率化は企業の大きな課題となってきます。またBPR活動の中でDXを実現しようという企業でも、業務改善は大きなテーマになっているでしょう。 そのとき、例えば営業と経理という同じプロセスを持たない部門が販売と言う一つの業務に対してぼんやりと持っていた認識が、Celonisのサービスによって業務プロセスが可視化されることで、お互いが「共通言語」を持って改善に向けた動きをスムーズに話し合うことができるようになります。プロセスマイニングによる可視化は目的ではなく、業務改善のための最初の一歩なのです。Celonisの社是は「顧客・社員・取引先などすべての人に対して業務プロセスを素晴らしい体験に変え、『超流動化企業』へ」というものです。業務プロセスを見直し、すべてがスムーズに流れるような企業になってもらいたいという願いです。



パートナー企業

Celonis株式会社





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